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イベント2017年05月30日公開

【PR】湯沢 |「小町まつり」小野小町は秋田出身?平安時代の雅な世界を感じよう

秋田県湯沢市で、毎年6月第2日曜日とその前日の2日間に渡り行なわれる「小町まつり」。今から1,200年ほど前の平安時代に活躍した小野小町を偲んで開催されます。なかでも市女笠(いちめがさ)の衣装に身を包んだ小町娘や、小野小町の生涯を再現した演目が見られる「宵祭(よいまつり)」では、平安時代の雅な世界を体感できるかも。※小町まつりのPR記事です。

目次

小野小町に所縁のある地、湯沢市

湯沢市は小野小町が生まれ育ち、都の宮中にて仕えたのち、晩年まで過ごした地です。ここには「深草少将(ふかくさのしょうしょう)の百夜通い」という伝承が残されています。

絶世の美女としての多くの逸話を持ち、女流歌人としても、歌が古今和歌集や小倉百人一首に撰ばれるなど活躍した小野小町。想いを寄せていた深草少将は都を去った小野小町を追いますが、「百夜連続で私の元に芍薬を1株ずつ植えて、100株になったら想いに応える」という条件を出されました。こうして深草少将の百夜通いがはじまったのですが…。この伝承にちなみ、「小町まつり」は芍薬の咲く6月中旬に毎年行われています。

百夜通いが舞台で演じられる「宵祭」

初日の夜に行われる「宵祭」で、小野小町の生涯を伝承に基づき再現した「小町逢瀬の図」が小町舞台で演じられます。平安時代の雅な衣装や舞台と、光と音の効果も交えた、幻想的で情緒あふれる演目です。

果たして深草少将は、出された条件を達成して小野小町の心をつかむことができたのでしょうか。ぜひその目で確かめてみてください。ほかにも「小野小町の唄」にあわせて振付された「小町おどり」の奉納や、「小町太鼓」の演奏が行われます。

見どころがたくさんの「本祭」

小町娘は同市出身の女性から毎年7人が選出され、6月1日に前年の小町娘から今年度の小町娘へ引き継ぎの式が行われています。「小町まつり」2日目の「本祭(ほんまつり)」では、小町娘が行う神事を中心にさまざまな行事が催されます。

小野小町が詠んだ七首の和歌を朗詠し奉納する「奉納行事」、地元の幼稚園児が平安時代の衣装に扮して小町娘と会場を歩く「稚児行列」、小町娘の「有料撮影会」や「もちまき」など見どころ盛りだくさん。地元の人も参加する賑やかなイベントとなります。

小野小町にまつわる周辺スポットを巡る

「小町まつり」の会場がある湯沢市雄勝地域には、小野小町に関連するスポットがたくさんあります。

小町誕生の場所と言われる「桐木田の井戸と姥子石(ばっこいし)」史跡。別当山の中腹にあり、晩年の小野小町が過ごしたと伝わる遺跡「岩屋堂」。百夜通い伝承に登場した芍薬の花が植えられている「小町芍薬苑」には、東北一の規模の2,000坪の面積に、130種類6,000株の芍薬が見ることができます。芍薬の見ごろである6月上旬~中旬を中心に、訪れてみてはいかがでしょうか。

また、「道の駅おがち」ではレストランや物産館、地元農家の野菜や果物が並ぶ直売所などがあり、名産品を食べたり購入したりできます。足をのばしてみるのもよいかもしれません。

まとめ

秋田県には、「秋田新幹線スーパーこまち」や県産のお米のブランドである「あきたこまち」といった、小野小町にまつわるネーミングの物がたくさんあります。そんな秋田に根付く小野小町をもっと身近に感じられるよう、お祭りや周辺スポットを巡ってみてはいかがでしょうか。

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