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連載2017年05月28日公開

【PR】能代 |「おでCafe連載:能代編vol.4」木都能代からロケット実験場まで!地元が好きになるスポット3選

古くは「東洋一の木都(もくと)」と呼ばれ、現代では「バスケの街」、「宇宙の街」となった能代市には、ユニークな施設がたくさんあります。今回は能代市内にあるファミリーにオススメなおでかけ3スポットをご紹介。歴史を学ぶもよし、未来を学ぶもよし!きっと能代がもっと好きになりますよ。※旧料亭金勇、能代ロケット実験場、能代エナジアムパークのPR記事です。

目次

「金勇」木都の隆盛を今に伝える、重厚な趣

秋田県能代市は、秋田県北部すべての市町村を流れる米代川を水運として、良質な木材や農作物などの交易の場として栄えました。なかでも天然秋田杉を求める人々が全国から買い付けに押し寄せ、明治中期以降、能代市は「木都」として隆盛を極めることになります。

この全国から買い付けに訪れた人々をもてなすため、能代市にはかつて数件の大きな料亭があり、「金勇」もそのひとつでした。現在は料亭としては閉店し、観光交流施設として開館しています。現在の「金勇」は1937年に建て替えられたもので、天然秋田杉をふんだんに使用し、なかの造作はすべて茶室風の様式を取り入れた数寄屋造りです。

「金勇」ガイドさんのたくみな話術で、木都の様子が目に浮かぶ

当時でも高級木材であった天然秋田杉ですが、「金勇」の建て替えにあたっては、「後世に残るような建物を」と、好きなだけ天然秋田杉を使ってよいと林野庁の許可がおりていました。

建物内を見学すると、木の根元、木皮まで、天然秋田杉を余すところなく使っていることがわかります。トイレの天井には不規則な穴が開いた、一見おしゃれな板が用いられていますが、これは虫食いにあった天然秋田杉。当時の大工さんたちの創造力におどろきです!

自由見学も可能ですが、ガイドさんの予約が断然オススメ。当時の逸話や施工技術まで知ることができ、当時の華やかな木都が目に浮かぶようです。また、取り寄せた会席弁当をお部屋でいただくことも可能(予約制)。ぜひとも深く知ってほしい、能代市の国登録有形文化財です。

「能代ロケット実験場」ヘルメットをつけて巨大装置を見学

「能代ロケット実験場」は、『風の松原』の呼び名で有名な大規模防風林と、地の利を活かした風力発電の風車がそびえる海岸沿いに位置しています。予約なしでも展示品を見ることはできますが、予約すれば案内役の方と一緒に施設の一部を見学できます。おでかけするなら予約がオススメです。

ヘルメットをつけて向かう先は「真空燃焼試験棟」。宇宙により近い環境で燃焼実験を行うための装置「真空チャンバー(画像)」は、ロケットが対象なだけあって見上げるほどの巨大装置!続く「大気燃焼試験棟」は大型個体ロケットモータの燃焼実験などを行う場所で、ロケットモータの噴射を受け止める耐火コンクリートの壁には実験の跡がくっきり。パワーの強大さが目に見えるかたちで残っています。

「能代エナジアムパーク」小さなお子さん連れに◎遊んで学べる無料施設

「能代エナジアムパーク」は、『人と自然、そしてエネルギーとの共生』をテーマにした施設で、小さいお子さん連れファミリーものんびりできる憩いスポット。施設は複数のテーマ館に分かれています。

「サザンドームのしろ」内にある「熱帯植物園」は、発電所の排熱を利用した熱帯植物園。ジャングルのように生い茂る植物たちのなか、お子さんたちと探検気分で散策できます。「能代ねぶながし館」は古くから能代に伝わる「ねぶながし」を、2台の山車とお囃子の音で表現。七夕灯籠や能代凧も展示され、能代の夏の夜が再現されたような幻想的な場所です。屋外の「冒険広場」ではお弁当を開くファミリーも!

「能代エナジアムパーク」ではGWや夏休み、クリスマスなどにあわせてイベントも開催。小さなお子さん向けのイベントも多いので、公式HPをチェックしてみてくださいね。

まとめ

能代市の魅力を伝えるこれらの施設。小さいお子さんにとっても、自分の住む土地を知ることはよい経験になります。週末のおでかけ候補に加えて、ぜひお子さんを連れて遊びに行ってくださいね。

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