JR盛岡駅から開運橋通を歩いて8分ほど。北上川を渡った先の、盛岡市街地中心部の大通り沿いに「hina」はあります。
オープンは2001年。当時、雑貨店の少なかった盛岡で、“かわいい”かつ“大人も使える”ような、オーナー自身が欲しいと思えるアイテムをそろえたお店を作ろうと「hina」はスタートしました。
通りに面したガラス張りの明るい空間の店内に、所狭しと雑貨が並んでいます。色鮮やかなお花の時計やポップなイラストの靴下など、気になるものが次々と目に入り、思わず手にとってしまいそう。
「hina」に並ぶ雑貨は、どれも女の子の目線を大切にセレクトした“かわいい”ものばかり。でも、子どもっぽい色使いやチープな素材感のものはありません。手帳ひとつとっても皮の装丁がされていたり、世界的に活躍するデザイナーのデザインアイテムだったり…。大人の身のまわりに置いてもなじんでくれそうなものばかりです。
30~50代の女性客が多く訪れるというのもうなずけます。
クリエーターのアイテムや1点ものが多いのも、「hina」の魅力です。
イラストレーター・大山奈歩さんが描いた花のイラストを壁掛け時計にデザインした「Blooming time」は、部屋がパッと華やぐ春らしいアイテム。秒針に描かれたチョウチョやてんとう虫が、春の訪れを告げるように花々の上を飛び回ります。
また、ロンドンで暮らしたこともある大山さんの水彩画の花は、大人っぽくファッショナブルな印象。ポップなアネモネやアジサイ、ひまわりのほか、シックなスミレやエレガントなバラのデザインのものもあります。インテリアのテイストに合わせて選ぶことができますよ。
この時計を取り扱っている雑貨店は、全国でもまだ数えるほど。人とはちょっと違うインテリアグッズを探している人にもおすすめです。
リピーターが多く、「hina」でも長年人気なのが「ふんわりくつした」。
グラフィックデザイナー・セキユリヲさんを中心にものづくりをするブランド「salvia」のこの靴下は、ふわっと編んだ編地をプレスをかけて縮めることでやわらかい履き心地に仕上げています。ガーゼのような質感で、通気性も抜群。ゴムが入っていないので締め付け感が少なく、むくみやすい人や妊婦さんにもぴったりです。
マチ針の柄など、足元にちらちら見える遊び心のあるデザインに思わず笑顔になってしまいます。チョウチョ柄など定番もののほかに、毎年新しいデザインのものが登場。春先にも新色が入荷するので、足元からファッションに春を取り入れるのもステキですね。
ベビー用の食器としてオススメなのが、スウェーデンを中心に活躍するデザイナー、インゲラ・アリアニウスのポップなアニマル柄のプレートやカップ。軽くて丈夫なメラミン素材は落としても割れにくく、ベビーにぴったりです。
人気の柄は、やさしい表情のライオンやトラ、てんとう虫など。ポップなイラストに、食卓が楽しくなりそう。プレゼントとして購入する人も多いのだそうです。
春は、なにか新しいものを暮らしに取り入れたくなる季節。日常がウキウキするようなアイテムを探しに「hina」を訪れましょう。宝探し気分で店内を巡れば、家に連れて帰りたくなるようなお気に入りのアイテムがきっと見つかりますよ。