「鶴岡市立加茂水族館」は、山形自動車道鶴岡ICから車で20分ほど進んだ先の海岸沿いに建つ水族館。館内には、アザラシやアシカが泳ぐプールや、庄内浜に生息する魚たちの展示など、バラエティに富んだコーナーがずらりと並びます。
そのなかでも、展示種類数が世界一と2012年にギネス世界記録に登録されたこともあるクラゲの展示は、館内随一の見どころです。現在は、ブルーやパールホワイトなど、さまざまな色あいが美しい「カラージェリー」や、蛍光色の触手が華やかな「ハナガサクラゲ」を含む約50種類ものクラゲを展示しています。
エントランスに飾られたモビールや案内板に描かれたイラストなど、フロアの随所に散りばめられた隠れクラゲを探しながらめぐるのも楽しみのひとつです。
メインコーナーは、世界中から集めたクラゲを展示する「クラネタリウム」。なかでも、直径5メートルの円形型水槽「クラゲドリームシアター」は、加茂水族館のハイライトともいえます。
深いブルーのライトで照らされた巨大な水槽内にはミズクラゲがゆったりと泳いでいて、その数なんと約10,000匹!水槽の前に設置されたソファに腰掛けながらのんびり眺めていると、自分もふわふわと浮かんでいるような不思議な気分にひたれます。
クラゲの世界をさらに楽しめるユニークな展示方法にも注目を。クラゲとの記念撮影コーナーや、小さな赤ちゃんクラゲをルーペで観察する「クラゲ栽培センター」など、好奇心をかきたてる展示が並びます。
「クラゲ栽培センター」の前では、エサの食べ方や生態の不思議に迫る「クラゲの給餌解説」を1日4回開催。解説後にはクラゲに触ることもできるので、事前に時間を確認し立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
3月下旬から11月までの期間は、大空を見上げる吹き抜けのステージで「アシカショー」を開催。ボールキャッチやフリスビー、輪くぐりなど、芸達者なアシカが愛嬌たっぷりにパフォーマンスを繰り広げます。アシカの輪投げは観客も参加できるので、チャレンジしたいお子さんは元気よく手をあげましょう。成功するとアシカがほっぺにご褒美のキスをしてくれるかも!?
2階の「キッズコーナー」もファミリーに人気のスペース。ヒトデやヤドカリなど、庄内浜に棲む生き物に直接触れられるとあって、訪れるお子さんは興味津々。ウミガメが悠々と泳ぐ「ウミガメプール」や、スタッフによる手描きの生き物解説などもあり、大人も存分に楽しめます。
そのほか、ウミネコへのエサやりなどの体験イベントも好評。アシカショーが休演となる12~3月下旬には、バックヤードツアーが行なわれたりと、何度行っても楽しめる仕掛けが盛りだくさんにそろっているのも魅力のひとつです。
日本海を見晴らすレストラン「魚匠ダイニング沖海月」では、クラゲを練り込んだラーメンや、多彩なクラゲ料理を一度に味わえる定食など、クラゲメニューが盛りだくさん。
クラゲのコリコリとした食感がアクセントのアイスクリームは、食後のデザートやおやつにぴったりの人気スイーツです。バニラやいちごミルク、キャラメルクッキーなど1種類ものフレーバーがそろうので、ファミリーや友だち同士で異なる味を選び、シェアして味わうのもオススメです。
おみやげもクラゲだらけでとってもユーモラス。ぬいぐるみやクラゲ入りのお菓子など、多彩なラインナップから気になるおみやげを探してみてくださいね。
日本のみならず外国人観光客も多数訪れるなど、注目を集め続ける「鶴岡市立加茂水族館」。クラゲの魅力をファミリーみんなで見て・触れて・食べて、体感してみませんか?
ベビーカーは持ち込みができるほか、無料レンタルも行なっています。授乳室にはミルク用のお湯が用意されているので安心。オムツ替えスペースも完備。
芝生が広がる屋上は、お弁当を持ち込んで食べてもOK。雄大な日本海を眺めながらのランチタイムを楽しみましょう。
年間パスポートにはポイントカードが付いていて、スタンプを5個集めると売店での買い物が10%オフに。ポイントカードに有効期限がないのもうれしいですね。
所在地 山形県鶴岡市今泉大久保657-1
電話番号 0235-33-3036
営業時間 9:00~16:30(閉館は17:00)、夏休み期間は~17:00(閉館は17:30)
休館日 無休
駐車場 あり
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