連載2017年09月03日公開

【PR】盛岡 |【おでCafe連載:盛岡編vol.1】盛岡ってどんなところ?

北上川、中津川、雫石川の合流地点に城下町が築かれた盛岡市。石垣が美しい盛岡城跡公園やレトロな意匠の洋風建築が残るステキな街並みが広がります。岩手を代表する文人、石川啄木と宮沢賢治が学生時代を過ごした街でもあり、文学が薫るゆかりのスポットが点在。南部鉄器をはじめ洗練された伝統工芸など魅力的な文化にふれられます。※もりおか歴史文化館、岩手銀行赤レンガ館、もりおか啄木・賢治青春館、光原社、「映画の街盛岡」~映画館通り~のPR記事です。

目次

レトロな建築が残り、文学が薫る川辺の街

人口29万人を超える北東北随一の都市でありながら、街の中心部を清流が流れ、どこかゆったりとした雰囲気が漂う盛岡市。清らかな中津川沿いを歩けば、夏には鮎、秋は溯上する鮭、冬は飛来した白鳥など、豊かな水辺の風景に出会うことができます。

川のほど近くには、江戸時代後期の町家や明治時代に建造されたレンガ造りの洋風建築、大正時代の番屋など各時代の建築物が点在。レトロな街並みが広がります。

かつて盛岡城があった盛岡城跡公園など、有名スポットが中心部に集中しているのも特徴。徒歩や、盛岡都心循環バス「でんでんむし」で巡るのがオススメです。

街歩きをするなら最初に訪れたいのが、盛岡城跡公園の一角にある「もりおか歴史文化館」。館内には地図やパンフレットがそろう情報センターがあるほか、「チャグチャグ馬コ」や「盛岡さんさ踊り」など盛岡を代表する祭りを紹介するコーナーがあり、衣装を着て記念撮影もできます。

「チャグチャグ馬コ」について詳しくはこちらから

「盛岡さんさ踊り」について詳しくはこちらから

2階では盛岡藩の歴史や南部家の至宝を展示。2017年10月9日(月・祝)までは、「ANIMALs×morioka~資料のなかの動物たち~」展も開催中。昔のおもちゃで遊べるコーナーもあり、お子さんに人気です。

もりおか歴史文化館から徒歩5分の中ノ橋通には、盛岡のシンボル的建造物「岩手銀行赤レンガ館」があります。

東京駅を設計した辰野金吾らによって設計され、1911年に落成した旧盛岡銀行の本店であり、2012年まで現役として活躍。保存修理を経て、現在は歴史的建造物として公開され、館内も見学できます。

同じく中ノ橋通には、かつて第九十銀行として建造されたドイツロマネスク調のモダンな建物も。現在は「もりおか啄木・賢治青春館」として利用されています。

盛岡は、詩人の石川啄木と童話作家の宮沢賢治が学生時代を過ごし、文学への夢を育んだ街。賢治は作品『ポラーノの広場』で、「夏でも底に冷たさをもつ青いそら、うつくしい森で飾られたモーリオ市、郊外のぎらぎら光る草の波」と盛岡を描いています。

館内では2人の作品や青春時代、その頃の盛岡を紹介しています。

手仕事の逸品に出会える「光原社」

どっしりとしながら洗練されたたたずまいの南部鉄器、ふんわり軽やかなホームスパン(毛織り物)、艶が美しい浄法寺塗りなど、盛岡を訪れるとステキな手仕事作品に出会えます。

伝統工芸が息づいているのは、藩政時代から盛岡藩主南部家が甲州や京都から鋳物師など職人を召し抱え、手厚く保護したことがはじまりだそう。それらの手仕事作品を集めるのが「光原社」です。

店内には岩手をはじめ、国内外から集められた使い勝手のよさとデザインの美しさを兼ね備えた手仕事の品々がずらり。鳥のカタチがかわいらしい南部鉄器のオーナメントや手にしっくりとなじむ器など、日常が楽しくなりそうな品を探してくださいね。

「光原社」という美しい店名は、宮沢賢治により名付けられました。1924年の創業時に出版社であった光原社は、賢治が生前唯一となる童話集『注文の多い料理店』を発刊したことでも有名。敷地には賢治の資料館も併設されています。

映画の街・盛岡のシンボルロード「映画館通り」

盛岡は、映画による街づくりが行なわれている街でもあります。

江戸時代から大衆芸能が盛んで、1915年には活動写真専門の劇場も誕生。昭和に入り、繁華街の大通りがアスファルト舗装され、銀杏並木に街路灯のあるモダンな通りに生まれ変わる頃、中央映画劇場が開館。

その後もこの通りには、映画館が続々誕生し、いつしか「映画館通り」と呼ばれるように。今でもこの通りには5館14スクリーンがあり、映画の街のシンボルとして市民に親しまれています。

毎月第4水曜日には、「大通会館リリオ」を会場に「素敵なまちの映画会」が開催され、懐かしい映画や、岩手県の過去の重大ニュースを編集した県政ニュースを無料上映。市外の人も鑑賞可能です。

また、1997年には市民有志の声から映画祭「みちのく国際ミステリー映画祭in盛岡」も生まれ、10年にわたり開催。映画祭にゲスト参加した映画監督や俳優など8人の手形を映画館通りで見ることができます。

映画祭はその後もかたちを変えながら続き、2018年2月中旬には「もりおか映画祭2018」の開催が予定されています。

レトロな街並みや文化が薫る盛岡は、麺をはじめとしたグルメの街でもあります。次回は盛岡三大麺をご紹介します。お楽しみに!

家族で盛岡の街歩きを楽しむための、おでCafeチェック!

街歩きは「でんでんむし」が便利

盛岡駅を拠点に、市街の有名スポットを循環するバス。10~15分間隔で運行し、1周約40分。どこで降りても中学生以上1回100円、小学生以下50円、乗り降り自由の1日フリーパスが中学生以上300円、小学生以下150円とリーズナブルです。

街歩きマップを入手しよう

「もりおか歴史文化館」や、盛岡駅2階の「いわて・盛岡広域観光センター」、プラザおでって2階の「観光文化情報プラザ」などで、街歩きマップや観光パンフレットを配布しています。

珍しい!看板職人による映画の看板

映画館通り北側入口付近にある盛岡ピカデリーでは、今では珍しくなった看板職人による手描きの映画看板が飾られています。

特集記事をシェアしよう