「人情横丁」は新潟市街の中心、“新潟の台所”と呼ばれる本町にあります。正式名称は「本町中央市場商店街」で、昔は堀だった場所につくられたので正式な住所がありません。創立は終戦まもない1951年。露天商たちが集まってここに店を出したそうです。
全長160メートル、長屋のような趣で、現在は38店舗が並んでいます。浜焼きや干物、乾物、茶、菓子、雑貨と新旧さまざまなジャンルのプロが集まっているので、気になることがあったら気軽に聞いてみましょう。わかりやすく、丁寧に教えてくれて、とっても得した気分になります。
そして人情横丁の真ん中には、商売繁盛縁結びの神様「白龍大権現」が祀られています。立ち寄って、いろんなご縁を授かってみては。
新潟沖でとれたての鮮魚の一夜干しがおいしい「石山商店」。こちらは人情横丁の創設当時から続くお店。ノドグロや柳カレイなどの一夜干しはお土産や進物に、普段使いにはハタハタやイワシがオススメです。
看板商品は鮭。天然の北海道産鮭を季節に応じた調理法で提供してくれます。冬に新巻鮭が軒下にズラッと干される光景は圧巻ですよ。
「ご要望があれば魚を炭火で焼きますよ。ここで食べていってください」と3代目の石山さん。お客さんの声を聞き、総菜もリクエストに応えてつくるようになったとか。「うちは佐渡の焼きアゴや干し貝柱などのだしも扱っています。海産物店のだしの味が利いた総菜をうまいと言ってもらえるのがうれしいですね」。
看板に“ピーナッツの専門店”とありますが、新潟の懐かしいお菓子もこちらにそろっています。自家製のバターピーナッツは特においしいのでオススメです。
看板娘の笠原さんとのおしゃべりを楽しみにやってくるお客さんも多く、店内はいつも笑い声が絶えません。今まで訪れた有名人の写真やサインが多く貼られ、店の温かい雰囲気に自然と人が集まってくるのかもしれませんね。初めて一人で訪れても、温かく迎えてくれますよ。
ワンちゃんにももっとオシャレをさせてあげたいと思っている方は、犬の服やグッズ、フードなどを扱う「Shuna’s Closet(シュナズ クローゼット)」へ! 小型犬から大型犬までサイズも幅広くそろい、かわいらしくてセンスがよいものばかり。服やカラー・リードは生地を選んでオーダーメイドで作ってもらえます。
服はワンちゃんと一緒に来店して採寸するのがベストですが、お手持ちの服を持っていけばそれにあわせてつくってもらうこともできます。小型犬なら1,600円~、大型犬は2,400円~で、約1ヶ月半で完成です。
オーナーの渡辺貴子さんは飼い犬の洋服が気に入ったものが見つからないことから、自ら犬の服づくりをはじめたのだとか。かわいいと評判で、新潟県外からもワンちゃんを連れて訪れる人もたくさん。
「最近は、虫や直射日光を避けるために、真夏でもワンちゃんには服を着せることを勧める獣医さんもいらっしゃいます。取り扱うグッズは、自分が使ってみてよかったものでかわいくて、値段もリーズナブルなものを選んでいます」と渡辺さん。大切なワンちゃんに似合うグッズが見つかるはずです。
高い抗菌作用と濃厚な味わいで話題のはちみつ「マヌカハニー」が買える「Te Ora(テ オラ)」。マヌカはニュージーランドにしか自生しない野生植物です。
ちょっと味にクセがありますが、紅茶に入れてもいいし、朝晩スプーン1杯そのまま食べるという人も。切り傷やすり傷、口内炎に塗ってもいいそう。
以前、現地に住んでいたスタッフがお店でマヌカハニーの楽しみ方を説明してくれます。他にも砂糖、保存料、乳化剤を一切使用しないピーナツバターも扱っています。最近、風邪をひきやすくなったと思う人はぜひ、立ち寄ってみては。
新潟や世界のいいものが集まっていて、雰囲気は昭和レトロ。地元の人の毎日のお買い物に、旅のお土産にと新潟にはなくてはならない存在の「人情横丁」を訪れてみてください。
ハーブをその人の肌の調子にあわせて調合し、虫よけや保湿剤をつくってくれる店や、台湾に自分の茶畑を持つ烏龍茶専門店、古布を使って店内で機を織る織物の店などもあります。
タイの生活雑貨やアメリカの直輸入雑貨など、ついついコレクションしたくなる、お気にリ入りのアイテムがきっと見つかります。
ラーメン、すし、そば、体に優しい家庭料理の店、かき氷、カフェなど飲食店もたくさんあるので、腹ペコで行くべし!
電話番号 090-6928-2192
営業時間 11:00~16:30
定休日 日、月、木、祝日
電話番号 025-201-9817
営業時間 月曜、火曜、金曜11:00~14:00、木曜15:00~18:00、土曜11:00~18:00
定休日 水曜、日曜、祝日