「ジャックトレスチョコレート」は、ニューヨークにいくつもの店舗を構える人気店。そのオーナーシェフであるジャック・トレス氏は、フランスのM.O.F(国家最優秀職人章)を過去最年少で獲得した経歴をもち、アメリカでは“Mr.Chocolate(ミスターチョコレート)”の愛称で親しまれています。
「チョコレートラボ」オーナーの佐竹さんは、仙台にあったジャックトレスチョコレート日本1号店でマネージャーとして働いていました。2015年に日本からの撤退が決まった際、「こんなにおいしいチョコレートを日本で味わえなくなるのはもったいない!」と思ったそう。
そこで「ジャックトレスチョコレートのチョコレートパウダーを使ったチョコレートドリンク専門店を地元・山形にオープンしたい」と、ジャック・トレス氏本人に直談判。チョコレートに対する熱意と山形の魅力を懸命に伝え、やっとのことでOKをもらったのだそう。
そして2016年4月、チョコレートラボは、地元の不動産店が運営する複合施設「リージョナルハウス」の一角にカフェスペースとしてオープンしました。
チョコレートラボのドリンクメニューのなかでも、人気なのは「ホットチョコレート」です。
ドリンクに使うチョコレートパウダーは、定番の「クラシック」、さまざまなスパイスが大人な風味の「スパイシー」、まろやかでミルキーな味わいの「ホワイト」の3種類。チョコレートそのもののおいしさを際立たせるため、材料はいたってシンプルです。
お家でホットチョコレートをつくる場合は、温めた水または牛乳にチョコレートパウダーを溶かし、ゆっくりとかき混ぜながらしばらく火にかけると、とろとろでなめらかなホットチョコレートができあがります。
ひと口含むと、チョコレートの華やかな香りがふわりと鼻を抜けていきます。そしてコクのある甘さが口いっぱいに広がり、なんとも幸せな気分に。濃厚なのに後味がすっきりしているのも、ジャックトレスチョコレートの特徴のひとつ。トールサイズのドリンクに添えられたビスコッティをひたしながら味わうのもオススメですよ。
3種類のチョコレートパウダーをベースに、ジンジャーやほうじ茶などを合わせたオリジナルフレーバーもそろいます。好みや気分に応じて選んでみてください。
もうひとつのオススメは、「フローズンチョコレート」。チョコレートの濃厚な味わいはそのままに、シェイクのようなシャリシャリとした食感がさわやかで、小さなお子さんでも飲みやすそうです。
クラシックとホワイトの2種類の基本フレーバーに加え、ブルーベリーやラズベリー、抹茶などの味もラインナップ。家族みんなであれこれ飲み比べてみるのも楽しいですね。
チョコレートラボのこだわりは、地元東北・山形のものを使うこと。例えば、おいしいチョコレートドリンクに欠かせない牛乳は山形県産の放牧酪農牛乳を使用。ドリンクと一緒に提供される焼き菓子、店頭で販売しているチョコレートジャムやグラノーラなども、すべて山形にゆかりのある生産者さんと協力したコラボ商品です。
さらに、コースターやトレイも山形の職人さんによるものだそう。店内のいたるところに「MADE IN 山形」が見つかりますよ。
世界に認められるチョコレートパウダーと、みちのく・山形ならではのおいしい素材を組み合わせることで、「“ここでしか味わえない”チョコレートドリンクを提供していきたい」と佐竹さん。そんな想いが込められたチョコレートドリンクを、チョコレートラボでぜひ味わってくださいね。
チョコレートパウダーは店頭販売を行なっています。お店の味を自宅でも気軽に楽しめますよ。
夏季限定メニューのひとつ、アイスクリームは、ホットチョコレートをコールドストーン上で瞬間的に凍らせて作成。無添加・できたてのアイスクリームは、まるで雪のような口溶け。お家でも、ミルクでつくったホットチョコレートを冷まし製氷皿などに入れて凍らせると、ちょっと贅沢なスイーツになります。
チョコレートラボが入居する「リージョナルハウス」には、靴を脱いで上がれるキッズスペースもあります。絵本を読んだりおもちゃで遊んだりできますよ。
所在地 山形県山形市南四番町2-8
電話番号 070-6953-4424
営業時間 10:00~18:00
定休日 火曜、祝祭日
駐車場 あり(9台)※ピタットハウス山形店と共通