ショッピング2018年03月13日公開

【PR】大館 |「柴田慶信商店」で、無垢の杉から生まれる曲げわっぱに見て触れる

1600年代後半、大館城主である佐竹西家が、武士の副業として奨励し発展した大館の「曲げわっぱ」。整った木目とさらりとした手触り、吸湿性に富んだ使い心地が多くの人によろこばれ、その優秀性は海外でも評価されています。今回は大館市にある曲げわっぱの工房兼専門店「柴田慶信商店」を訪ねました。※柴田慶信商店のPR記事です。

目次

「曲げわっぱ」の魅力は、海外まで広く浸透中

大館の曲げわっぱといえばおひつやお弁当箱が人気ですね。食欲をそそる杉の香りに加え、高い吸湿性と杉の抗菌効果で、ご飯を長時間おいしく保ってくれるという、優れた機能性が注目されています。また軽くて木目がきれいで手触りもよい、と使い心地も絶品!

近頃、曲げわっぱメーカーで特に人気を集めているのが「柴田慶信商店」です。現在は国内だけでなく海外からも注文が舞い込み、注文から入手までは半年待ちという繁盛ぶり。

自社で製材し、仕上げまですべて手作業で行う確かな仕事ぶり、そしてデザイナーと組み新たなプロダクトを生む革新性を兼ね備えています。海外での評判も、この店の姿勢が高く評価されているからでしょう。

工房では「曲げわっぱができるまで」の見学もOK

材料はこれまで秋田天然杉を使用してきましたが、2012年に伐採が禁止。そのため今後はストックを使いつつ、杉の産地を順次切り替えてゆかざるを得なくなりました。事情はあれど「150年以上経過した国産天然杉を使用する」という点だけは譲れません。

木は日本の厳しい冬を何度も乗り越えることで木目が密になり、堅牢で美しい材になります。そのため「造林の若い杉や輸入杉では、思うような製品がつくれない」のだといいます。

工房では、曲げわっぱをつくる工程を見学することができます。
製材した杉を薄く剥ぎ、熱湯につけて柔らかくしてから曲げ加工。

その後、乾燥させ、接着をしたら底入れをして磨き、最後に山桜の皮で縫い止めをして完成へ。

一つひとつの工程にしっかりと人の手がかけられている様子を目のあたりにすると、曲げわっぱのありがたみもぐっと増しますね。お子さんと一緒に「学び」の視点でのぞいてみるのもオススメです。

定番から新商品まで。人気アイテムはコレ!

販売コーナーには、工房でつくられた曲げわっぱがずらりと並びます。1番の人気商品は「おひつ」。山桜の皮の精緻な縫い止めと、底の内側につけた「カーブ」が柴田慶信商店謹製の証しです。

特にカーブは「しゃもじでよそうと、ご飯が隅に残ってしまう」というお客さんの声を聞き、しゃもじの曲線に沿わせてつけたものだそう。こうした要望にすぐ応えられるのは、手づくりならではでしょう。

おひつと並ぶ定番人気商品は「お弁当箱」です。毎日使うものだけに、かつては扱いやすいようウレタン塗装で仕上げていた時期もありました。

しかし、曲げわっぱの魅力である吸湿性と香りが失われてしまったのでは意味がない、と現在は無塗装で仕上げています。さらりと柔らかな手触りは、無垢の杉ならでは。使う度についにんまりしてしまいそうです。

これまでの伝統的な製法を活かしつつ現代の感覚を取り入れた「マゲワ」シリーズは、2代目である柴田昌正さんと日用品デザイナー・大治将典さんとがタッグを組んで生まれた新プロダクト。

第1弾として、トーストの蒸気を適度に吸い、さっくりとした食べごたえをそのままキープしてくれる「パン皿」や、杉の熱伝導率の低さを活かし、冷蔵庫に入れてもバターが固くなりすぎない「バターケース」などが発表されました。

機能性はもちろんシンプルかつスタイリッシュなフォルムも魅力的。このお皿とケースを使って、ぜひ朝トーストを食べてみたいですね!

覚えてしまえばカンタン!お手入れのコツ

曲げわっぱの魅力は理解しつつも「使っている内に黒ずみができてしまうのでは」と、購入をためらっている方もいるのでは。でも、ポイントを押さえてお手入れすれば、そのリスクを回避することもできるんです。

まず、「洗浄時にクレンザーを使い、たわしでこする」こと。ちょっとびっくりしてしまうかもしれませんが、「新しい木肌を出すように、若干強めにこすって大丈夫」とのこと。

長年こうして手入れを続けた曲げわっぱを実際に見せてもらったところ、木目がくっきりとして、より美しさを増していました。逆に食器用洗剤や漂白剤の使用はNGとのことなので注意しましょう。

また、「すすぎに40~50℃の熱いお湯を使う」ことで、乾燥がはやまります。理想をいえば、この後丸1日は完全に乾かしたいところ。できることなら2つ用意し、交互に使用できるとベストですね。

「柴田慶信商店」では、購入商品の修理にも対応しています。継ぎ目の縫い止めが切れてしまったときの縫い直しや、おひつや飯切りの表面が黒ずんでしまったりした場合の磨きは基本的に無料。また有料対応となりますが、長年使用して木地が薄くなったお弁当箱は「シバキ縫り」という漆加工で、強度を高めることもできます。

磨きのみの場合、郵送すれば送料のみで対応してくれます。直しながら長く使える点も、曲げわっぱの大きな魅力ですね。

6月には大館駅前に新店舗がオープン予定だそう。こちらでは販売や展示のほかワークショップなども行う構想もあるそうで、期待が募ります。

曲げわっぱは毎日、そして何年もつきあっていくことのできる「生活の器」。この機会にぜひ検討してみてはいかがですか?

「柴田慶信商店」をもっと知りたい!おでCafeチェック

工房では曲げわっぱづくりの様子を見学OK

ほぼすべての工程が手づくりという曲げわっぱ。お子さんと一緒にぜひ1度のぞいてみては。

注文すれば半年待ちの商品でも、店舗ならその場で購入可

商品を幅広くラインナップしているのは店舗ならでは。実際に手にとって検討できることもメリットです。

手入れの仕方をアドバイス&磨き直しは無料で対応

おひつなど木地が厚いものであれば、仮に黒ずんでしまってもきれいに磨き直してもらえるのでご安心を。

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