東日本大震災で大きな被害を受け、観光客が激減した気仙沼。水産業の再興はもちろん、観光業にも力を入れて街を盛り上げ、気仙沼の魅力を発信したいという思いではじまったのが「しごと場・あそび場 ちょいのぞき気仙沼」です。気仙沼でしかできない、体験型の観光スタイルが注目されています。
魚の流通を支える“函屋(はこや)”を訪れる「函屋探検」は、人気のプログラムのひとつ。
函屋とは、水揚げされた魚の出荷に欠かせない、発砲スチロールの魚箱(ぎょばこ)を扱う仕事のこと。函屋の仕事について知ることができるクイズや、重ねた魚箱を持って走る競争など、頭と体を使って学べる企画が盛りだくさん!すぐ近くの魚市場で、魚の水揚げも見られるかも!?
魚を新鮮に保つために必要な“氷屋”があるのも、港町ならでは。「氷屋潜入」では、製氷工場を見学することができます。氷に囲まれた、マイナス10℃の氷の世界を体感できる貯氷庫に入ったり、氷屋さんと一緒にのこぎりを使って氷をカットしたり、刺激的な体験にお子さんはわくわくドキドキ!
製氷工場で体が芯まで冷えたあとは、気仙沼湾の景色が眺められる温泉に浸かって、ぽかぽかに。湯上がりには、氷屋の氷でつくったかき氷を味わい、心も体も大満足です。
まぐろの解体を間近で見学できる「まぐろ解体ショー」は、料理に興味のあるお子さんにオススメ。普段あまり目にすることのないまぐろ1匹の大きさや、職人が包丁でさばいていく様子に、大人もお子さんも圧倒されます!
解体しながら、部位の説明や家で簡単にできる刺身の切り方などを教えてくれるのも楽しいポイント。時季によってまぐろがメカジキになることもあり、身がやわらかな希少部位・中落ちを使って特製丼がつくれます。食について楽しく学べる貴重な体験になりそうですね。
漁をするのに欠かせない漁具(ぎょぐ)について学べる「漁業・水産業を学ぼう!~漁具屋編~」は、普段訪れることのできない漁具屋に潜入!ロープや金具、かごなど、漁によって使う道具はさまざま。漁具には魚を獲るための知恵と工夫が詰まっています。ロープの結び方が学べるワークショップもありますよ。
気仙沼は、海だけでなく山にも魅力がいっぱい!田園風景が広がる里山に建つ小学校で開催する「八瀬そば打ち体験」は親子で楽しめる人気プログラムです。会場は、国の有形文化財にも登録されているノスタルジックな木造校舎で、建築好きのパパも興味津々!打ちたての香り豊かなそばと天ぷらが食べられます。
2018年4月からは、行きたい日と時間で体験プログラムを予約できる「ちょいのぞきセレクト」もスタート。お式ホームページから気になる体験をチェックして、気仙沼へおでかけしましょう!
サメの水揚げ日本一の気仙沼。本物のサメの歯と、貝殻でできたキラキラ光るパウダーを閉じ込めて、オリジナルのキーホルダーをつくります。
「気仙沼いちご」のパック詰めを体験。採れたてのいちごにチョコレートソースをつけて、味見もできますよ。
気仙沼の離島・大島まで足をのばし、地元産のゆずを使ったジャムとアイスをつくります。新鮮な魚介をたっぷり使った海鮮丼も味わえます。