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連載2018年05月06日公開

【PR】阿賀野 |【連載:阿賀野編vol.1】阿賀野市ってどんなところ?

新潟県北東部に位置し、大河阿賀野川と五頭連峰、そして田園が広がる阿賀野市。白鳥が飛来する「瓢湖」や、効能高い湯が楽しめる「五頭温泉郷」が有名です。江戸時代から息づく「安田瓦」などの特産品も多く、家族で歴史や伝統文化の探訪し、山の美味が味わえる阿賀野市を紹介していきます!※瓢湖、瓢湖あやめ祭り、水原代官所、やすだ瓦ロード、五頭温泉郷のPR記事です。

目次

花も水鳥も美しい、ラムサール条約登録の「瓢湖」

阿賀野市には白鳥が飛来する「瓢湖(ひょうこ)」という池があります。江戸時代の初め、灌漑(かんがい)用のため池として造られ、当時はひょうたんの形をしていたそうです。

周辺の川から取水していて流れのない静かな池には、オニビシやハス、オニバスなどさまざまな植物が繁っています。湖畔の遊歩道の散歩はとても気持ちがいいですよ。6月にはアヤメが咲き誇り、瓢湖あやめ祭りも行われます。

瓢湖には毎年10月上旬から3月中旬に、約6,000羽の白鳥が越冬のためにシベリアからやってきます。白鳥以外にもガンやカモなど2万羽近くいます。

なぜ、そんなに多くの水鳥がはるばるやってくるのでしょう。
それは、64年前、故・吉川重三郎さんが日本で初めて白鳥の餌付けに成功したからなんです。その後、国の天然記念物に指定され、2008年には水鳥にとって非常に重要な場所としてラムサール条約に登録されました。ラムサール条約とは水鳥を食物連鎖の頂点とする湿地の生態系を守るための国際条約です。

5月は白鳥たちはシベリアへ帰ってしまっていますが、けがなどで遠距離の飛行が難しい白鳥が瓢湖に残って体調を整えています。

冬の間、白鳥が一番多く瓢湖にいる時間帯は早朝と夕暮れ。そして1日に3回のエサやりの時間です。それ以外は近くの田んぼへでかけて、落穂などをつついています。

瓢湖の白鳥のエサは食パンの耳や茶殻、米などです。管理者が「コーイコーイ」と声をかけながらあげています。阿賀野市観光協会公認の「瓢湖水鳥のエサ」を購入すれば、誰でもエサをあげることができます。鳥たちが我先に食べようと間近まで寄ってきますよ。

「水原代官所」から阿賀野市の歴史に触れてみよう

瓢湖の近くには、時代劇に出てきそうな代官所があります。さかのぼること江戸時代中期、阿賀野市域は幕府の天領となり、戊辰戦争まで代官所が置かれていました。その様子をここ「水原代官所」で再現しています。

御用場(ごようば)や白洲(しらす)、御学問所など機能ごとにさまざまな部屋があり、年貢の徴収や民政が行なわれていいた様子が体感できます。館内にはほかにも特産品がそろう売店もありますよ。

ほかにも阿賀野市の歴史を肌で感じられるのが、8月下旬の水原まつりで行なわれる「ザ・灯籠来舞」。幕末から明治の初めころ、大きな灯籠を若者が8~10人で担ぎ、ぶつけあうようになったといわれています。町を練り歩きながら灯籠をぶつけあう様は勇壮で迫力満点です。

瓦のアートを楽しむ「やすだ瓦ロード」

空高くそびえる煉瓦煙突。瓦の町のランドマークで、もちろん現役です。阿賀野市の安田地区「庵地」では、江戸時代から瓦を生産しています。雪国の厳しい気候にも適した強くて美しい安田瓦や鬼瓦を製造する工場や工房がこの一帯に点在しています。

そのエリアにあるのが「やすだ瓦ロード」。瓦をリユースした壁や塀、バス停などが並び、あちらこちらに鬼瓦のオブジェが置かれていて、瓦のアートを鑑賞しながらの町歩きが楽しめます。直接触ることもできますので、ぜひ感触を確かめてみてはいかがでしょう。

安田瓦協同組合の脇では、昔の鬼瓦を見ることができますよ。鬼瓦とは屋根の棟の端についている装飾された瓦のこと。雨の侵入を防ぐほか、厄災払いや魔除けの意味もあり、住んでいる家族を守るという願いが込められ、鬼の顔や雲や波などの造形が施されています。

写真手前の大きな顔の鬼瓦は1940年頃に造られました。奥の布袋様と大黒様の鬼瓦は、商売繁盛の願いを込めて製造された1900年頃のもの。肩を組んでそろばんをはじきながら笑っている構図は昔の人もユニークな発想があったと感慨深いです。

これら以外にも、あちらこちらに大きさも表情もさまざまな鬼瓦があるので、「いざ、鬼退治!」と鬼探しのつもりで散策すると子どもたちも大よろこびするはず。鬼以外にも猫や鳥など動物オブジェも探してみてはいかがでしょう。

子どもも大人もお肌ツルツルになる「五頭温泉郷」

阿賀野市には五頭温泉郷や宝珠温泉、安田温泉などの温泉があります。5つの峰をもつ五頭山の山懐にある五頭温泉郷は、2016年5月、環境省が指定する国民保養温泉地に選ばれました。心身から療養、保養、休養するのにふさわしい癒しの温泉地です。

出湯、今板、村杉の3つの温泉地からなる温泉郷は、開湯1200年以上の歴史をもち、11の個性豊かな宿のそのすべてが効能高いラジウム温泉です。無味無臭で、トロンとした湯はお子さんも入りやすく、特に出湯温泉はアトピー性皮膚炎に効果が期待できると評判です。

宿のお風呂は宿泊者のみの利用が基本ですが、常時日帰り温泉を受け入れている宿もあります。さらに、気軽に湯を楽しめる共同湯や足湯もあります。

共同浴場のひとつは出湯温泉にあるお寺の境内にあります。“寺湯”として親しまれ、38度の源泉をそのまま利用しているので、ぬるく感じるかもしれませんが、暑い時期もじっくり浸かれて気分がシャキッとします。また村杉温泉にある足湯は鼻からラジウムを吸収しながら、ジェットやバブルの湯を楽しむことができます。

五頭温泉郷には国登録有形文化財の宿やお子さん連れに優しいプランがある宿もあるので、ぜひ、ゆっくり滞在するのがオススメ。湯につかり、地元の食材をふんだんに使ったお料理をいただけば、体の内外から元気になれますよ。なんといっても5月は新緑が見事です。名水の地でもあり、初夏に蛍が飛び交う様はなんとも感動的です。

5月が新潟のベストシーズン。自然を満喫するには一番いい時期です。魅力が詰まった阿賀野に、家族そろっておでかけしてみませんか?

次回は、その自然の恵み、地のもののおいしさをたっぷり味わうお店を紹介します。

阿賀野市をもっと楽しむ!おでCafeチェック!

瓢湖あやめ祭りで人気キャラクターに会える!

瓢湖では6月にあやめ祭りを開催。約215種類50万本ものあやめは圧巻。期間の日曜日には子どもたちお楽しみのキャラクターショーや軽食の販売もあるので、手軽にピクニックを楽しんでみてはいかがでしょうか。

やすだ瓦ロードフェスティバルでもっと安田瓦を知ろう!

6月10日(日)には「やすだ瓦ロードフェスティバル」が開催されます。工場見学や絵付け体験、粘土遊びなどができる他、“瓦焼き”グルメやご当地グルメも味わえます。

五頭温泉郷の日は旅館の日帰り入浴が中学生以下は無料!

国民保養温泉地指定を記念して、毎年5月20日は『五頭温泉郷の日』になっています。5月20日(日)~26日(土)の期間限定で、普段は日帰り入浴をしていない旅館のお風呂が大人は半額で、中学生以下は無料で開放。事前にお問い合わせを。

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