2015年8月にオープンした「きたむら茶屋&殿さまあんぱん」。きたむら茶屋の店主・栗谷川(くりやがわ)さんが、「過疎化が進む地域に遊びに来る目的ができれば」と、古民家を改装した茶屋をはじめました。
昭和レトロなアイテムが並ぶ店内では、家庭で食べる機会が減った地域食や伝統食などを提供しています。また、スタートアップの拠点としてさまざまなお店や商品が同居しているので、お食事や休憩だけでなく、雑貨などのショッピングも楽しめますよ。
いたる所に貼られた“ひるねじゆう”“ごじゆうに むぎ茶”などのゆる~い張り紙には、のんびりしていってほしいという店主の想いが。本当にお昼寝自由なので、田舎のおばあちゃんの家に遊びに来た感覚でごろんとしたくなりますね。
地域食や伝統食を提供しているきたむら茶屋ですが、なかでも人気なのが「鶏にぼしそば」。
南部地方では昔から食べられているという、鶏がら、にぼし、昆布などからだしを取った優しい味わいのつゆと、風味がしっかりとしたおそばは、相性抜群。ほろっとした鶏肉のトッピングや、たっぷりのねぎと刻みのりも食欲をそそります。
さらに、そのだしを使ったもうひとつの人気メニューが「鶏にぼ汁かけご飯」。
そばだしのなかに、南部玉味噌を塗った焼きおにぎりが2個入っていて、スプーンで崩しながらいただきます。こんがり焼けた味噌とだしの香りで、さらさらとあっという間に食べ進んでしまうかも。
また、しっかり味のしみたやわらかな煮しめや、昔味噌焼きおにぎり単品でも販売されているので、お腹の空き具合にあわせてシェアして楽しむのもいいかもしれませんね。
※茶屋のおそばや煮しめなどは、水曜日はお休みです。また、臨時休業の場合もありますのでご了承ください。きたむら茶屋が臨時休業でも、あんぱんや自家焙煎コーヒーなどはいただけます。
きたむら茶屋に同居しているパン屋さんには、県内外にもファンをもつ大人気名物商品があります。その名も「殿さまあんぱん」。
殿の焼き印が押されたパン生地は、北海道産小麦・キタノカオリを使用していて風味豊か。もっちりとした食感が特徴的です。そんな薄皮パンのなかには、国産小豆を使用した程よい甘さの粒あんを、これでもかとたっぷり包んでいます。ずっしりとした重さがありながらあっさりといただけるので、何個でも食べたくなってしまいそう。
店主の日渡さんは、できるだけ添加物を使わない素朴なおいしさを追求していて、イーストフードや保存料も使用していないので安心していただけますよ。
ほかにも、こしあんタイプの「姫さまあんぱん」や、季節限定あんぱん、女性に人気の「殿さまクルミパン」など10種類以上を販売。5種類のあんぱんが詰め合わされた「あんぱんお試しセット」も販売されているので、どれにしようか悩んだらセットでお持ち帰りもオススメです。
「殿さまあんぱん」をさらに贅沢に味わえるのが、お店で食べられる「揚げあんぱん」。カットされた揚げあんぱんに、黒蜜きなことバニラアイスを添えたデザートあんぱんです。
あんぱんのもっちり感とあんこの程よい甘さはそのままに、カリッとした食感とじゅわっとしみた黒蜜がたまりません。あたたかい揚げあんぱんとバニラアイスの温×冷の組み合わせもクセになってしまうかも。
あんぱんは2つ分のボリューム感ですが、ハーフメニューも用意されているので、食後のデザートにもピッタリです。
プラス100円で自家焙煎コーヒーのセットも味わえるので、甘いものに癒やされてまったりと休憩したくなりそうですね。
ひとりでも家族でものんびり過ごせる「きたむら茶屋&殿さまあんぱん」。おいしいメニューとゆったり空間に、日常を忘れて癒やされてみてはいかがですか?
さまざまな商品が同居している店内では、手づくりの生活雑貨やお米などを販売しています。茶屋メニューの煮しめのパック販売などもしているので、家庭でも同じ味が食べられるのはうれしいですね。
きたむら茶屋では定期的にイベントを開催しています。茶屋ヨガを行なったり、美容系イベント、ワークショップなど内容もさまざま。また、殿さまあんぱんの移動販売やイベント出店なども行っているので、Facebookなどでチェックしておでかけしてみてください。
きたむら茶屋店主の栗谷川さんは、南部地方のおいしいお店なども教えてくれます。気になる情報を手に入れたらいろんなところに行ってみたくなりそう。もちろん、きたむら茶屋&殿さまあんぱんにも寄って、おいしいひとときを楽しんでくださいね。
所在地 青森県三戸郡南部町福田間ノ原43
電話番号 0178-20-9115
営業時間 11:30~16:00※パンは焼き上がり次第販売(10:30頃~)、売り切れ次第終了。お食事は14:00まで。
定休日 火曜日(臨時休業の場合もあり、茶屋の食事は水曜日はお休み)
駐車場 あり(無料)