南相馬市の中心部「道の駅 南相馬」の西隣に、市内のママや子どもたちに人気の公園「高見公園」があります。
1923年の関東大震災発生時は、第1報を世界に伝えたという「原町無線塔」の跡地。今も昔も南相馬の市民に愛されるシンボル的な場所です。高さ約200メートル、当時は東洋一の高さを誇ったその「無線塔」のあった場所はきれいな花時計となっていて、訪れる人を楽しませています。
2011年の東日本大震災では、甚大な被害などの影響で子どもたちの外遊びが制限。その後、市民が中心となり整備をして安心して遊べる公園として、2012年10月に再オープン。思い入れのある公園なのです。
さらに2013年には、思いっきり水遊びができる「じゃぶじゃぶ池」も完成!夏休みはたくさんの子どもたちで賑わいます。
長さ約25メートルの池には、最大で3メートルの水が上がる大きな噴水と、小さな子も楽しめる1メートルの噴水が!水の動きに歓声を上げながら子どもたちは、思い思いに遊びます。
水道循環式で塩素消毒もされた衛生的な池は、すべりにくく、池の周りは熱くならない加工もされていて安心!夏は、水着とタオルを持参で思いきり楽しんでくださいね。
さらに、高見公園の隣には雨天時も遊べる屋根付きの「わんぱくキッズ広場」も。全面人工芝の広い広場には、「ふわふわドーム」「ザイルクライミング」「クリフクライマー」など、子どもたちに人気の遊具がいっぱい!
子どもが夢中になって遊べる「わんぱくキッズ広場」は、親子で楽しみながら自然と運動不足を解消できますよ!
南相馬市の沿岸部にある「北泉海浜総合公園」は、かつては公園内の「北泉海水浴場・シーサイドパーク」という海水浴場や、全国屈指のサーフスポットで人気のレジャースポットでした。
宿泊・休憩・一年中利用できる入浴施設や、オートキャンプ場もありましたが、東日本大震災で大きな被害を受け、その施設を失うことに。
粘り強い改修作業などを経て、2015年4月より高台側の遊具エリアが再開。多くの家族連れが訪れ、賑わいを取り戻しています。
震災前から人気の遊具のほか、より充実した遊び場へとリニューアルされた公園には、山の高低差を利用したユニークな遊具がたくさん!なんと、全長約27メートルのビッグスライダーもあるんですよ。
キレイな海を眺めながら山の頂上を目指すと、頂上にはドキドキわくわくの「ワンダーランドわんぱく城」があります。
有名な直角滑り台のほか、小さな子どもも遊べるゾーンや、幅広い年齢の子どもが楽しめるユニット式の大型遊具は、まさに「わんぱく城」!たくさんの子どもたちが夢中になって遊んでいますよ。
自然を満喫できる遊具が魅力ですが、各所に屋根付きの休憩スペースの東屋や、水飲み場、わんぱく城の近くには自販機やトイレもあり安心。
浜辺までお散歩したり、のんびりゆっくり楽しめる「北泉海浜総合公園」は、お弁当を持参して1日楽しむのもオススメのスポットですよ。
阿武隈の山間にある「新井田川温泉 はらまちユッサ」は、天然温泉と露天風呂が自慢の、南相馬市では数少ない日帰り温泉施設です。
「かじかの湯」「かわせみの湯」の2つの浴室があり、奇数日と偶数日で男女が入れ替わり、それぞれが楽しめます。
「はらまちユッサ」の天然温泉は、PH値8.7のアルカリ性の塩化物泉。ぬめりのある泉質は、入浴中もお肌がつるつるスベスベ!石鹸要らずの美人の湯ともいわれています。
森に囲まれ、ゆったりと入れる露天風呂では、緑の木々と近くに流れる小川のせせらぎに癒されます。
内風呂には、「お湯と遊ぶ」をテーマにしたユニークでさまざまな種類のお風呂が!約1メートルの深湯やジャグジーでは、ちょっとしたエクササイズもできます。
サウナは熱気浴サウナとソルティサウナの2種類あり、ちょっと珍しいサウナやお風呂で、子どもは楽しく、大人はリフレッシュできますよ。
そして温泉の後は、大広間や中庭のウッドデッキで休憩もできます。森のなかの中庭では、季節の花々に癒やされながら森林浴!
大広間前の廊下には「ユッサ文庫」もあり、たくさんの漫画や文庫本のほか、絵本などが自由に借りられます。親子でのんびり読書も良いですね。
さらに、お食事処「かやのき」では、毎日日替わりの手づくりお惣菜や、絶品の舞茸おこわなど種類も豊富なお料理が好評!大広間でゆっくり食べることができて、オススメのメニューは人気の「野菜炒定食」や、ヘルシーな「ネバネバ盛り」など。ぜひ、味わってみてくださいね!
いかがでしたか?
自然溢れる南相馬には、親子で楽しめるおでかけスポットがたくさん!
4週にわたってご紹介してきた各スポットも、それぞれに個性的で南相馬ならではの楽しいスポットばかりです。
そして、力強く目覚ましい復興を遂げる南相馬は、どこもステキでエネルギッシュ。そんな魅力いっぱいの南相馬へ皆さんも、でかけてみてくださいね。
「わんぱくキッズ広場」と「はらまちユッサ」では、トイレにおむつ替えシートもあって安心!「高見公園」利用時は、隣接の「わんぱくキッズ広場」や道の駅のトイレも近くて便利ですよ。「北原海浜総合公園」では、携帯用のおむつ替えシートを持参か車のなかなどで事前に済ませましょう。
今なお復旧作業を進める「北原海水総合公園」は、2019年の夏に海水浴場の再開を目指しています。市のホームページをチェックしながら、一刻も早い再開を応援してくださいね。
公式ホームページにある割引チケットをプリントして持参すると、入泉料金がお得な料金に!毎月、11日と26日はイイフロの日で入泉料がなんと500円でお得ですよ。
電話番号 0244-26-0026
営業時間 11:00~20:00(入浴は11:00~20:00、食堂は11:00~19:30(19:00L.O.)
定休日 毎週木曜日
駐車場 あり(無料80台)