日本有数の港町である気仙沼は、複雑に入り組んだリアス海岸が特徴。親潮と黒潮が入り交じる三陸沖は、世界有数の漁場として知られ、気仙沼漁港に豊富な水揚げ量をもたらしています。
また、気仙沼漁港は遠洋漁船の母港でもあることから、カツオやサンマのほか、脂がのったメカジキやフカヒレの原料となるサメなども、全国屈指の水揚げ量を誇ります。
日々、大量の魚介類が水揚げされる「気仙沼市魚市場」は、気仙沼の中心街からもほど近い場所にある市の公設市場。建物の2階には全長354メートルもの国内最大級の規模を誇る見学デッキがあり、水揚げや選別など早朝から活気づく魚市場を無料で見学できます。100キロはありそうな大きなマグロなどがずらりと並ぶ光景は、まさに壮観!
「気仙沼市魚市場」もっと知りたいときは、気仙沼観光コンベンション協会が案内する「魚市場復興物語~ちょい食べ付き~」がオススメ。魚市場のお仕事や、水揚げされる魚のこと、市場の被災から復興への道のりについて、ガイドに説明してもらいながら市場内を見学できます。
旬の新鮮な魚を試食できるのもうれしいポイント。希望日の1週間前まで予約を受け付けていて、6:00~17:00の間に開催していますが、水揚げ作業が行なわれている9:00までに参加するのがオススメです。
(C)気仙沼土木事務所
気仙沼の新たなランドマークとして注目を集める大型アーチ橋「気仙沼大島大橋」は、2019年3月の完成を目指し建設中。本土と離島・大島を結ぶ橋の長さは約356メートルにもおよび、同形式の橋梁としては東日本では1番、全国的にも最大級の長さとなります。
(C)気仙沼土木事務所
白く優美な曲線を描くその姿は、気仙沼市内のいたる場所から望むことができるほど巨大で、お子さんも驚くことでしょう。船上からの眺めもオススメで、大島への定期船のほか、大型連休や夏休みにあわせて遊覧船が運航され、建設真っ最中の橋の下を船でくぐる貴重な体験ができます。
気仙沼のまつりといえば、8月上旬に2日間にわたり行なわれる「気仙沼みなとまつり」です。港町の祭りとあって、とにかく豪快でにぎやか!初日の見どころ「はまらいんや踊り」では、バンドによる演奏と太鼓にあわせて、参加チームが趣向を凝らしたオリジナルの踊りを披露し、会場が熱気に包まれます。
2日目は、神輿や山車が練り歩く「みなとまつりパレード」や、約600基もの和太鼓を一斉に打ち鳴らす「打ちばやし大競演」、縁起物の装飾を施した船上で太鼓演奏を披露する「海上うんづら」も航行し、見どころが目白押し。
フィナーレには、海上から約2,400発もの花火が打ち上がり、気仙沼の夏を鮮やかに彩ります。
活気あふれる魚市場や東日本随一の大型アーチ橋、豪快な夏祭りと、多彩な魅力がいっぱいの気仙沼。今度の週末に、家族みんなでおでかけしてみては?
入札が行なわれる6:00~8:00時頃は、魚市場がもっとも活気にあふれる時間帯。仲買人たちのスピーディーなやりとりにびっくり!
気仙沼は、2017年まで21年連続で生鮮カツオの水揚げ量日本一を誇ります。ほとんどの魚の水揚げは早朝に行なわれますが、カツオに限り、昼以降でも入船があれば、水揚げの風景を見ることができます。
魚市場を見学し、気仙沼の海鮮グルメを味わいたくなったら、隣接の「気仙沼海の市」へ。リーズナブルな価格でお寿司や海鮮丼を味わえる飲食店がずらりと並びます。
「気仙沼海の市」は、こちらの記事で詳しくご紹介中です!
気仙沼 |「気仙沼 海の市」で国内唯一のサメの博物館を見学♪
https://odecafe.tohoku-epco.co.jp/article/416
所在地 宮城県気仙沼市魚市場前8-25
電話番号 0226-22-7119
営業時間 4:00~12:00(水揚げ・販売業務)
定休日 日曜、ほか不定休あり(気仙沼市魚市場ホームページを参照)
駐車場 あり(472台)