「Cafe&Living Uchida(カフェアンドリビングウチダ)」は、JR水沢駅東口からすぐのところにあります。オーナーの川島さんは、2人のお子さんをもつパパ。ご自身が子育てに奮闘するなか、「もっと地域に開かれた、気軽に利用できる託児所があったら…」と、この場所をオープンしました。
Cafe&Living Uchidaのコンセプトは、“子育てのサードプレイス”。
日々子育てをしていると、親にとっては家と職場、お子さんにとっては家と保育園・幼稚園の往復になりがちです。しかし、自分だけの時間をつくったり、子育ての悩みを誰かと共有したりすることで、子育てにゆとりをもてるきっかけになるのではないかと考えた川島さん。誰もがほっと安らげる第三の場所をつくるべく、アイデアをふくらませていきました。
店名の“Living”には、家のリビングで過ごすようにくつろげる空間にしたいという想いも込められています。小さな子どもたちが楽しく遊べることはもちろん、子育てをするパパやママ、そして地域のさまざまな世代の人たちが気軽に足を運べる場所を目指しています。
建物はもともと、50年ほど営業していた「アートショップウチダ」という画材や額縁などを扱うお店でしたが、2016年に惜しまれつつ閉店。そのタイミングとCafe&Living Uchidaの計画がちょうどよく重なり、この建物を受け継ぐことになりました。
空間デザインと施工の一部以外は、自分たちの手でリノベーション。内装や家具はほとんど、地元の民家などで使われなくなった古材や古道具を引き取って再利用したもの。長い年月を経て生まれた古材の風合いが、ずっと昔からあったような居ごこちのよさをつくり出しています。
カフェの奥には大きな窓があり、その奥に「Living」と名付けられた託児所があります。木のあたたかみを感じる室内にはおもちゃや絵本などがそろい、お子さん用のトイレや畳敷きのお昼寝スペースも備えられています。
Livingには保育士さんが2名ほど常駐し、予約不要で定員は12人。1~8時間の利用が可能です。急な用事でお子さんを見ていてもらいたいとき、短時間から気軽に預けられるのがうれしいポイント。おやつの時間もあるので、お子さんをお預かりするときは食物アレルギーの有無をしっかり確認しています。また、その日お子さんがどんな様子だったか、お迎えのときにしっかり教えてもらえるのも安心です。
託児所を利用せず、カフェだけでの入店ももちろんOKです。人気のメニューは、毎日お店で焼き上げる手づくりのスコーン。岩手県産の南部小麦を使った「バタースコーン」や乳製品不使用の「豆乳スコーン」、週替わりで登場する「本日のスコーン」がラインナップしています。スコーン以外では、たっぷりの野菜をじっくり煮込んだ「トマトチキンカレー」も、ファンの多い一品ですよ。
カフェからは窓越しに託児所の様子が見え、お子さんの笑い声や走り回る音がここちよいBGMのように聴こえてきます。和やかな空間でのんびりとくつろいでくださいね。
建物の2階には、古道具店「FUCHI(フチ)」があります。店内に入ると、洋服や家具、雑貨など、あらゆるジャンルのアイテムがずらり。これらのほとんどは、地域の人から譲り受けたものだとか。なかには、値札がなく「値段はご自由に」という貼り紙が付いたアイテムも。宝探しのような気分で見て回れば、ステキな掘り出し物が見つかりそうです。
小さなお子さんがいるファミリーだけでなく、さまざまな世代の人たちが思い思いの時間を過ごせる「Cafe&Living Uchida」へ、ぜひおでかけしてみてください。
「Living」には2名ほどの保育士さんが常駐し、満6ヶ月~未就学児のお子さんを受け入れています。遊びの内容やお昼寝の時間など、ひとりひとりの月齢にあわせて細やかに対応してくれます。
カフェを利用する場合はその間だけお子さんを見てもらうこともできます。
毎週木曜には、親子向けの絵本の読み聞かせが行なわれています。ほかにも不定期で展示会などのイベントを開催。詳細はFacebookやInstagramでチェックしてくださいね。
電話番号 0197-47-4158
営業時間 10:00~17:00(Livingは9:00~17:00)
定休日 月曜、日曜
駐車場 あり(無料4台)