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イベント2019年05月01日公開

【PR】長岡 |「山古志闘牛大会」迫力満点!国の重要無形民俗文化財の闘牛を見にいこう

新潟の中部、山古志を中心とした地域では、古くから雄牛を闘わせる行事「角突き」が行なわれてきました。現在は長岡市山古志と小千谷市、2ヶ所の闘牛場で行なわれていますが、今回は毎年5月~11月に行なわれる山古志闘牛大会での「牛の角突き」を紹介します。※山古志闘牛大会のPR記事です。

目次

牛も家族の一員だった山古志

新潟県中越エリアに位置する長岡市山古志は、美しい棚田が広がる山あいの地域。棚田を耕すための労働力として、牛は大切に飼育されてきました。

冬は3メートル以上の雪が積もる地域のため、昔は牛と人間がひとつ屋根の下で暮らしていました。そんな人間と牛との密接な暮らしのなかで、「牛の角突き」が娯楽として自然発生したそうで、一説には1,000年以上前からはじまったともいわれています。

山古志の闘牛は、引き分けが原則?

山古志の牛の角突きは、五穀成就や安全祈願、神様への感謝をさまざまな形で表現する神事として行なわれる、全国でも珍しい闘牛です。その特徴は、「勝敗をつけない」こと。

一般的な闘牛では、牛の角は武器になるように矯正しますが、山古志の牛は自然のままに伸ばします。それは、「牛を傷つけることなく、引き分けで終わらせる」ため。勝敗がつくと賭けの対象になる可能性があり、神事にはふさわしくないという理由から、勝負づけをしないのです。

ファイトあふれる牛たちと勢子の勇姿がかっこいい!

観客席から闘牛場内が近く、巨体の牛が激突するさまは迫力満点です!

牛の綱を解き放し、「綱なし」と呼ばれる状態になったら戦闘開始。多彩な技を繰り出して闘います。その様子を息をのんで見守る人や、「がんばれ!」と大声で応援する人などで、会場が一気に盛り上がります。

牛は育てられた牛舎や性格によってそれぞれ個性があり、得意技も違います。闘いの内容もさまざまで、激しく角を突き合う取り組みもあれば、がっちり組み合って押し合ったり、ときには闘わずに逃げてしまう牛も。闘いは長くても5分ほどで終わります。

牛はもちろん、牛を取り囲む「勢子(せこ)」と呼ばれる男たちの活躍も、山古志の闘牛の見どころのひとつ。

勢子は牛を叱咤激励して迫力のある技のかけあいを見せ、闘いの最高潮で牛を引き分ける役目を担います。闘いが最高潮に達したあたりで、勢子のなかの審判係ともいえる「綱掛け(つなかけ)」が闘いを止める合図を出し、それぞれの牛の足に綱を掛けて引き分けに。

なんと素手で激闘を止めるのですが、命がけともなるので勇気が試されます。
同時に他の勢子たちが角やあご、急所の鼻をとらえたら手を挙げて、闘いは終了。勢子の連携プレーで牛を傷つけないように引き分けるのも、腕の見せどころです。

山古志の闘牛は子どもも楽しめる、平和な闘牛ともいえます。日本の「闘牛」は現在、新潟以外にも東北、中国四国、九州、沖縄で行なわれていて、地域によって綱をつけたまま闘ったり、勝敗をつけたりと内容が違うようなので、見比べてみるのも楽しいですね。

「牛の角突き」を楽しむためのおでCafeチェック

取組表をもらいましょう

闘牛大会では、牛の角突きの取組表が配られます。そこには牛の詳しいプロフィールが掲載されていて、しこ名や年齢などを確認できます。また、闘牛がはじまる前に勢子に話しかけて、取り組みの見どころを聞いてみましょう。それらの情報から、どのような闘いになるのか予想するのも楽しみのひとつですよ。

天候を見て、服装や持ち物を用意しましょう

闘牛会場は天候によっては地面がぬかるんでいるときもあるので、汚れても気にならない履き物で向かいましょう。会場は屋外なので、レインコートなどの雨具を携帯していると安心です。

闘牛場への直通シャトルバスもあります

駐車場のスペースが限られているので、はやめの到着をオススメします。また、長岡駅から山古志闘牛場いきの有料シャトルバスも運行しています。長岡駅で下車の場合、バスの利用も便利です。

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