「秋の宮温泉郷」は、奈良時代に発見されたと伝わる秋田県内最古の温泉地。40以上もの源泉があり、宿はもちろん一般家庭にも引かれているほど湯量が豊富なことで知られます。温泉郷に8軒ある宿はそれぞれに源泉が異なるため、多様な泉質や効能を楽しめるのが魅力。著名人ゆかりの宿も多いんですよ。
秋の宮温泉郷の近くには役内川(やくないがわ)が流れ、宿によっては渓流を眺めながら入浴できるところも。ここちよい川の音を聴きながらの湯浴みは、極上のリラックスタイムになりそうです。
また、温泉街の中心部では、5月~11月上旬の土・日曜、祝日に「ちゃんちゃん朝市」を開催。採れたての野菜や自家製の漬け物などが評判で、宿泊したら早起きしてでかけてみるのもいいですね。
温泉街から歩いてすぐの場所にある「川原の湯っこ」では、温泉が湧く川原を掘ることで足湯をつくれます。川原に用意されているスコップで好きな大きさを掘り、石で囲みをつくったら“オリジナル足湯”の完成!
近くにある「まこ食堂」はラーメンやカレーライスなどを出前してくれるので、足湯に浸かりながらのんびりごはんをいただくのもオススメです。
皆瀬川の浸食によってできた渓谷・小安峡(おやすきょう)に沿って温泉宿が建ち並ぶ「小安峡温泉」。開湯は江戸時代初期といわれ、古くから湯治場として利用されてきました。源泉は4つあり、2種類の泉質の湯が湧いていて、体が芯から温まると評判です。
小安峡温泉に建つ14軒の宿は、秋田藩主御用達だった宿や料理自慢の宿など個性派ぞろい。宿泊での利用はもちろん、多くは日帰り入浴も受け入れているので、気軽に湯めぐりができます。また、足湯や飲泉所を備えたところもあり、さまざまな方法で温泉を楽しめますよ。
温泉街から歩いて10分ほどの「小安峡大噴湯(おやすきょうだいふんとう)」は、小安峡のシンボルといわれる名所です。高さ60メートルの断崖から、シューッという音を立てて熱湯と蒸気が激しく噴出。大地の息吹を感じさせる大迫力の光景を、遊歩道から間近に見ることができます(4月上旬~11月上旬)。
渓谷が織りなす四季折々の風景のなかでも、特に美しいのが秋の紅葉の時季。赤や黄色に色づいた木々と、モクモクと立ちのぼる白い湯けむりとのコントラストが見事です。
「泥湯温泉」は、約1200年前に開湯したと伝わる温泉地です。古くから「安楽泉」として親しまれた湯治場で、お湯が泥水のように白く濁っていることから、いつしか「泥湯」と呼ばれるようになりました。
湯沢市内でも特に山深い場所にあるため秘湯ムード満点。2軒の素朴な宿がひっそりとたたずみ、それぞれに異なる源泉の湯を楽しめます。
湯船にはとろりとしたお湯がたっぷりと注がれ、入浴後はしっとりつるつるのお肌に。硫黄の香りも温泉気分を高めてくれます。宿や浴場によって泉質が少しずつ異なるので、入り比べてみるのもオススメ。
冬季の営業については、宿に問い合わせをしてくださいね。
泥湯温泉から約2キロメートルの場所にある「川原毛(かわらげ)地獄」は、青森県の恐山、富山県の立山と並び、日本三大霊地に数えられています。奇岩に覆われた山肌のいたるところから水蒸気や火山性のガスが噴き出していて、その光景はまさに地獄のよう。辺りにはゴーッという地鳴りのような音が響き、どこまでも続く荒涼とした風景に目を奪われます。
川原毛地獄から歩いて約15分の場所にある「川原毛大湯滝」は、滝そのものが温泉になっている全国でも珍しいスポット。上流から湧き出た温泉が沢の水と合流し、約20メートルの高さから勢いよく流れ落ちています。簡易な脱衣所があるので、水着に着替えて入浴しましょう。
ダイナミックな自然にふれ、ゆったりと温泉に浸かれば、心も体も癒されるはず。湯沢の魅力を存分に楽しんでくださいね。
旧湯ノ岱(きゅうゆのたい)小学校の跡地を活用した交流施設「地域力ワークスやまもり」では、お子さんから大人まで楽しめる体験メニューを用意。ノルディックウォーキングをはじめ、ピザづくりやバウムクーヘンづくりなどが人気です。
冬になると、巨大なつらら(=しがっこ)をライトアップする「小安峡しがっこまつり」が開催されます。
川原毛大湯滝の源泉は約94.5℃と高温ですが、流れてくる間に適温になるためお子さんも安心です。湯温は時季により異なり、ベストシーズンは7月上旬~9月中旬。11月上旬~5月上旬は道路が閉鎖されます。
電話番号 宿により異なります
電話番号 宿により異なります
所在地 宿により異なります