東北自動車道と岩手県釜石市を結ぶ東北横断自動車道釜石秋田線の、遠野住田インターから車で約1分。国道340号線沿いに「夢産直かみごう」はあります。遠野市上郷地区の農作物を中心に扱う産直施設で、地元の人たちに人気です。
盆地である遠野市は昼夜の寒暖差が大きく、味の輪郭がはっきりとした農作物が育ちます。販売スペースには、そんな深みある味わいの野菜がずらり。「今が旬!」、「採れたて甘いです♪」、「午後作りました!くるみごまもち」などの手書きポップにもショッピング心が刺激され、わくわくします。
コーヒーロールやシフォンケーキ、プリンなど手づくりのおやつも好評。1番人気のよもぎ大福は、いつもはやい時間で売り切れてしまうそう。味噌おにぎりやおからなど、惣菜もそろっています。
夢産直かみごうのテーマのひとつは “こども夢産直” 。お子さんたちに農作物に興味をもってもらいたいと、小学生は販売体験、中学生や高校生は接客体験ができる地元の学校が総合学習を行なう場にもなっています。
小さいお子さんが遊べるちょっとしたキッズスペースがあるのもうれしいポイントです。
地元の酪農家・遠野酪農舎によるジェラート工房もあります。その日の朝に搾った生乳を加工したミルクをベースに、遠野産のフルーツやクルミなどを組みあわせた地産地消ジェラートです。ミルクを知り尽くす酪農家が手づくりしたジェラートは、素材の味を引き出し、濃厚でありながら爽やかな後味。
「クリームチーズ&遠野ブルーベリー」や「遠野ハスカップ」などの定番に、季節メニューを加えた14種類のジェラートと濃厚ソフトクリームが味わえます。
地元の元気なお母さんたちが経営する食堂「まみ~'sキッチン」も併設。メニューはラーメンがメインで、遠野のソウルフードとして親しまれている「五右衛門そば」が1番人気。炒めたもやしとキャベツ、豚肉たっぷりのピリ辛ラーメンで、旨みたっぷりのスープが後を引きます。五右衛門風呂に入ったように汗が出ることが、その名前の由来だそうですよ。
辛みをおさえたいときは「三右衛門で」、辛くしたいときは、「十右衛門で」とオーダーする地元の人も多いそう。そんなユニークなリクエストにも応えてくれるアットホームな食堂です。
ジェラートやラーメンなどグルメも楽しめる、夢産直かみごう。産直コーナーは、午後には品薄になることが多いので、午前中のショッピングがオススメですよ。
完熟した遠野産ブルーベリーの爽やかな酸味と甘みが、クリームチーズのまろやかな風味と相まった濃厚ジェラート。後味はさっぱりしています。
北海道の名産品として有名なハスカップは、本州では栽培が難しいとされる寒冷地果樹。なんと遠野で育てられたハスカップを使った甘酸っぱいジェラートが味わえます。
手むきしてローストした遠野産のクルミがゴロゴロ入ったジェラート。クルミの香ばしさが、ホワイトチョコレートとミルクの風味にベストマッチ。
電話番号 0198-65-2100
営業時間 8:30~18:00(11月~3月は9:00~17:00)
定休日 12月31日~1月3日、ジェラート・食堂は11月~3月の第2・4木曜日
駐車場 駐車場 あり(58台、大型2台)