冬の寒さが厳しい山形県内では、豊富な雪を活かしたお祭りが各地で行なわれます。そのオープニングイベントとして2016年からスタートしたのが、寒河江(さがえ)市で行なわれる「やまがた雪フェスティバル」。例年1月下旬~2月上旬の3日間にわたって開催され、2020年は1月31日(金)~2月2日(日)を予定しています。
会場の最上川ふるさと総合公園は、イベント広場やパークゴルフ場などを備えた施設。やまがた雪フェスティバルでは、その広々とした敷地を存分に活かしたステージイベントやグルメ、雪遊びを楽しめます。
やまがた雪フェスティバルで恒例となっているのが、シンボル雪像の展示です。2019年の開催時には、山形県花の紅花(べにばな)にちなんで、「紅花美人」をテーマにした幅12.6メートル・高さ7.6メートルの巨大な雪像が展示されました。2020年はどんな雪像が制作されるか楽しみですね。
シンボル雪像の前に設けられたメインステージでは、アーティストによるライブ、県内外の雪祭りのPRタイム、スイカ割り大会など、ユニークな催しが行なわれます。雪像と一緒に写真を撮れる撮影会もあるので、家族写真として思い出に残してみてはいかがですか?
「雪中屋台」には、県内各地から約30店舗が出店。ラーメンに芋煮、山形県民のソウルフードとして愛される玉こんにゃくやどんどん焼きなど、地元ならではのグルメが大集合!なにを食べるか迷ってしまいそうです。
山形県は、ラーメン消費量日本一を誇るラーメン王国。山形県内の人気ラーメン店が集結する「雪中屋台ラーメン博覧会」のコーナーは見逃せません。事前にチケット売り場でチケットを購入し、各屋台でラーメンと交換しましょう。
「寒河江やきとり」は、寒河江市で人気のご当地グルメ。“やきとり”という名前ですが、鶏肉ではなく豚肉を使っているのが特徴です。炭火でじっくり焼いたゴロゴロと大きな豚肉は食べごたえ抜群ですよ。
雪遊びをするなら「スノーランド」へ。雪のなかに隠されたお宝を探す「SNOWトレジャーハンティング」では、お宝を見つけると豪華な山形県産品がもらえるとあって、お子さんから大人まで夢中になって探します。実施は1日3回で定員は各回100名の予定ですが、すぐに定員に達してしまうことがあるので、参加したい場合はおはやめに。
ゴム製のチューブに乗って斜面を滑り降りる「スノーチューブ」も、人気のアトラクションの1つ。迫力満点の雪遊びは何度もリピートしたくなりそうですね。
やまがた雪フェスティバルは夜も見どころがいっぱい。日が暮れると会場内にイルミネーションが点灯し、雪と光がつくりだす幻想的な光景が広がります。
2日目の夜には「雪フェス冬花火」が行なわれ、冬の夜空に約1,000発の花火が打ち上げられます。音楽とコラボレーションした鮮やかな花火に注目してくださいね。
この冬、雪深い山形ならではの体験を楽しみに、やまがた雪フェスティバルへおでかけしてみませんか。
寒河江市の2月の平均気温はマイナス0.6℃。しっかりと防寒対策をして、あたたかい格好でおでかけしましょう。雪遊びを楽しみたいお子さんは、スキーウェアやスノーブーツがマスト。
会場周辺に駐車場が設けられますが、台数には限りがあります。JR寒河江駅や道の駅 寒河江 チェリーランドなどを発着する無料シャトルバスを利用しましょう。
会場内の3ヶ所に設置されたスタンプをすべて集めると、抽選でプレゼントが当たるチャンス!景品がなくなり次第終了なので、集めたらはやめに抽選会場へ。
所在地 山形県寒河江市大字寒河江字山西甲1269(最上川ふるさと総合公園)
電話番号 0237-85-1692(雪祭り実行委員会/寒河江市さくらんぼ観光課)
開催日時 2020年1月31日(金)16:30~20:00、2月1日(土)10:00~20:00、2日(日)10:00~16:00 ※イルミネーションの点灯は夕暮れ~22:00
駐車場 あり(無料約600台、会場周辺駐車場)※会場周辺発着の無料シャトルバスを運行