JRかみのやま温泉駅から車で約15分、蔵王の山々を見晴らす住宅街のほど近くに「シベールファクトリーパーク」はあります。山形県のおみやげとして人気のラスクを製造する工場で、敷地内にはスイーツショップやカフェが並びます。
製造工程を見学できるラスク工場や、焼きたてのパンがラインナップするショップもあり、お子さんは思わずわくわくしそう。ショッピングを楽しむ前に、まずは工場見学に向かいましょう。
「麦工房」は、シベール全店の店頭と、通信販売で全国に発送されるラスクを製造している工場です。ガラス越しに通路があり、随所に設置されたタッチパネルの解説を見ながら自由に見学ができます。団体見学の場合は予約をしてから訪れましょう。
お子さんが楽しみながら学べるよう、タッチパネルの画面にはシベールのシンボルであるうさぎのキャラクターが登場。フランスパンの生地をこねたり、焼き上がったパンを切って味付けしたり、ラスクの製造工程を実際に見ながら説明を聞くとわかりやすいですよ。
シベールのラスクは、サクッとした歯ごたえと、口のなかでほろっと崩れる独特の食感が人気です。この食感の秘密は、ラスク専用のフランスパンにあるんだとか。適度に空気を含むよう、生地にクープ(切れ込み)を入れたり、型を使わずに焼いたりと工夫されています。
フランスパン1本からは50枚ほどのラスクが切りだされ、1日に製造されるラスクは最大約20万枚。フランスパンに施されたクープにより、焼き上がったラスクのなかにはハート型に見えるものがあるそう。購入したらハート型のラスクを探してみましょう。
工場見学のあとは、ショッピングを楽しみに「ファクトリーメゾン」へ。店内に陳列されたラスクやケーキ、焼き菓子などのなかでも、ぜひ購入したいのは麦工房で見学をしたラスクです。
味の種類は、バターと砂糖でシンプルに仕上げた「プレーン」、カナダ産のメープルシュガーを使った「メープル+くるみ」、青森県産のニンニクで味付けをした「ガーリック」など全部で5つ。どれを購入するか迷ったら、すべての味が入った「色彩りラスク」をチョイスして、食べくらべるのもいいですね。
おみやげを購入していると、パンのよい香りが漂うコーナーも気になってきますよ!サクサクのビスケット生地とふわふわのパンで2つの食感を楽しめる「究極の黄金メロンパン」や、オリジナルブレンドの自家製カレーを使った「カレーパン」が人気です。お店の外にはテラス席があり、購入したパンをすぐに味わえます。
おなかがすいたら「シベールズカフェ」でランチをどうぞ。ピザやパスタといったメニューがそろうイタリアンカフェです。オススメは、石窯で香ばしく焼き上げたピザ。トマトソースがたっぷりの「マルゲリータ」、エビやサラミをふんだんにのせた「ミックスピザ」を、ファミリーでシェアして味わいましょう。
ハートのピザはテイクアウト限定で、どの種類でもハートの形に焼いてもらえます。かわいらしい形はお祝いごとやイベントにぴったりで、お子さんもよろこぶのでは?オーダーはファクトリーメゾンのカフェカウンターで受け付けています。
シベールズカフェにはケーキやパフェなどのデザートもそろいます。なかでもいちおしのメニューは、2分の1斤に切った食パンにアイスクリームやソースをトッピングした、ボリューミーな「はちみつトースト」。ベリーとチョコレートの2種類があり、ティラミス風やアップルシナモンなど期間限定の味も登場しますよ。
工場見学にショッピング、グルメなど、お楽しみがいっぱいのシベールファクトリーパーク。ファミリーでシベールファクトリーパークを満喫してみませんか。
「洋菓子教室」では、ホールケーキのデコレーション体験ができます。所要時間は約2時間、4名~6名のグループで事前予約が必要です。
「元氣」と彫られた黒い石「元氣石」は、シベールのパワースポットといわれています。駐車場入り口近くの小高い丘にあるのでお見逃しなく。
工場からイベントホールまでの通路には、『ひょっこりひょうたん島』のキャラクターをかいた影絵があります。キャラクターとおそろいのポーズで記念撮影をしましょう。
所在地 山形県山形市蔵王松ケ丘2-1-3
電話番号 023-689-1131
営業時間 工場見学10:00~15:00/ファクトリーメゾン9:00~19:00/シベールズカフェ11:00~20:30(ラストオーダー 20:00)
定休日 1月1日
駐車場 あり(無料150台)