2018年4月よりスタートした「森のようちえん こめらっこ」の代表、土屋美香さんは、5歳の男の子のママさん。旦那さまと一緒に会津の伝統野菜を繋ぐ活動やその土地のよさを生かした農業へチャレンジされています。
子育てと農業、猪苗代の豊かな里山や田畑の自然のなかでの営みのなかで、虫、鳥、草花、野菜、米、土など、たくさんのいのちが溢れていることに魅せられた土屋さん。そして、そこで輝くような笑顔の子どもたちの姿に「自然豊かな環境を生かした保育がしたい。地元にそういう子育ての場がないなら、自分たちでつくってしまおう!」と一念発起し、保育士資格を取得。そして「森のようちえん こめらっこ」がはじまりました。
同じ未就園児をもつママたちに声をかけてはじまった「こめらっこ」は、同じ想いのママたちで子どもを見守りあう“自主保育”サークルとして誕生しました。保育士である美香さんだけでなく参加するママたちも交代で見守りながらの活動をするうちに、現在は予約すれば誰でも来られる親子や地域の人たちの居場所となっています。
親や地域の人たちが協力しあいながら子育てすることで、親同士の絆や地域の繋がりも深まり、子どもたちはさまざまな考えに触れながら社会性を育むことができます。
そして、「こめらっこ」1番の魅力は、里山の自然のなかで思いきり遊べる“森のようちえん”だということ。太陽のしたでのびのびと、五感を研ぎ澄まし身体全体を使って遊べます。
たとえば、里山ではたくさんの生き物たちとの出会いが。捕まえたり触れ合うだけでなく、カワエビを取って食べてみたり、いのちをいただく経験もすることができます。また、希望者には釜炊きごはん&味噌汁セットのお給食も。お天気の時に園舎の外でかまどをつくって薪で炊く釜炊きごはんは格別ですよ。
こめらっこの拠点は、空き家を活用したという、どこか懐かしい雰囲気の木造園舎。
みんなで少しずつリフォームした園舎のなかには、木のおもちゃや絵本がたくさんあり、小さな赤ちゃんから子どもたちまで安心して遊べます。
絵具や粘土、工作ができるスペースもあり、子どもたちは思い思いの創作活動も楽しめます。季節に応じた行事や手仕事のワークショップも随時開催しているので、そのイベントを楽しむ場としてもオススメです。
おもちつきや味噌づくり、団子さしや郷土料理をつくったり…。さらに農業にも親しんでもらおうと、田植えや稲刈り、畑で野菜をつくるなどの農業体験も!
子どもたちは伝統文化や食、そして農作業まで、遊びのように楽しみながら、自然と地域の文化や営みを学んでいます。
「森のようちえん こめらっこ」は、子どもたちが地域と関わり合いながら福島の魅力を学び成長できるスペース。“森のようちえん”ですが対象年齢はなく、多世代の子どもたちと親や地域の大人も参加できる“みんなの居場所”なのです。
そんな子育てと地域コミュニティの場へ、ぜひご家族と出かけてみてはいかがですか?
2020年より完全予約制での活動となった「森のようちえん こめらっこ」。忙しいママや小さなお子さん連れのママも、自分の時間で予約して利用できるのは嬉しいですね!感染対策もされていて、密にならないような人数調整をされているので安心して利用できます。
こめらっこの利用は、事前予約制。活動内容も参加者に応じて、子どもたちと相談しながら決めていくのも楽しみのひとつ!予約状況や楽しいイベントの日程は、ホームページをチェックしてくださいね!また、InstagramとFacebookで詳しい最新の情報が更新されるそうですよ。
お母さんのための学びの時間も不定期で開催しています。さまざまなジャンルの講師陣から、おうちでも実践できるプロの技や子育てや暮らしを学べます。講座の間、お子さんたちは保育士と楽しく遊んで過ごし、ママは自分のための時間をゆっくり過ごせるのが嬉しいですね!
電話番号 080-2555-2380
営業時間 10:00~15:00 ※冬季期間 10:00~14:00
定休日 日曜日、祝日
駐車場 あり(無料5台)