仙台市に隣接する宮城県富谷市。江戸時代に奥州街道の宿場町として栄えた「富谷宿」があったことで知られています。今も富谷市内のしんまち地区には、漆喰の白壁の蔵屋敷や店蔵が並び、江戸時代の面影を色濃く残しています。
富谷宿が開宿400年を迎えたことを記念して「富谷宿観光交流ステーション とみやど」が整備され、2021年5月に観光交流施設としてオープン。富谷市出身の偉人・内ヶ崎作三郎の功績を紹介する記念館や、地元の魅力を伝える飲食店や工房、ショップなどが集まっています。
懐かしい雰囲気の古民家を活かした甘味処「いい茶や」では、富谷市で採れるはちみつをはじめ、地元の食材を使った食事と甘味が楽しめます。人気メニューは「めでたいっ茶プレート」。たい焼きの形をしたパンケーキを、お店自慢のはちみつや自家製あんこ、季節のフルーツとともにいただきましょう。
「はちみつぜんざい」や「はちみつ味噌チーズトースト」、「はちみつレモネード」など、はちみつを使ったメニューが充実しているのも魅力です。
「&とみやジェラート」は、富谷の名産品であるブルーベリーやはちみつなどの地元食材をメインに使ったジェラート専門店。イタリアの老舗ジェラートメーカー「カタブリカ」でつくるジェラートは、素材の味が活きたなめらかな舌ざわり。ショーケースには12種類のジェラートが並び、シングル、ダブル、トリプルで味わえます。小学生以下は、キッズ(1種類)の料金の設定があるのもうれしいポイントです。
富谷市ゆかりの「織部人形」やセミオーダー似顔絵陶器など、地域の文化や風物に根ざした作品づくりを行なう陶芸工房「富谷宿焼 くんぷう」。小さなお子さんでもお皿やカップなどをつくれる手びねりをはじめ、電動ろくろを使った本格陶芸、ランプシェードの手づくり体験ができます。粘土をこねて成形したり、色付けしたり、世界にひとつだけの陶器をつくってみてくださいね。
富谷市の新しい観光スポット「富谷宿観光交流ステーション とみやど」。江戸時代の宿場町にタイムスリップしたような気分を味わいながら、地元の食材を使ったグルメや陶芸体験などを楽しんでみませんか。
1877年に富谷新町に生まれ、牧師、学者、政治家として地域のために活躍した内ヶ崎作三郎の足跡を紹介しています。
イベントステージと野外交流サイトでは、不定期にイベントを開催。公式サイトをチェックしてから出かけよう。
開放的な空間を活かしたスペースで、「富谷宿観光交流ステーション とみやど」内の各店舗で購入したメニューを飲食できます。
所在地 宮城県富谷市富谷新町111-1
電話番号 022-347-3344
営業時間 10:00~17:00(土曜は10:00~20:00)
定休日 火曜(祝日の場合は翌日)
駐車場 とみやど隣接駐車場あり(無料41台)