柏崎インターチェンジから車で約10分。国道8号線から1本道を入ったところに「年頭屋茶舗」があります。江戸時代には旅籠(はたご)として、明治に入ってからはお茶屋として人が集まってきたこちらでは、お茶の専門家がつくったオリジナルのおいしいお茶の葉を販売しているのはもちろん、完全予約制の喫茶店で一息つくこともできます。お茶に関する講座、ワークショップなども開催しています。
喫茶店「お茶の実」は完全予約制。1組6名までを受け付けており、各時間帯で1組のみのため、おいしいお茶とお菓子をゆっくりと楽しむことができます。もちろん予約はお一人様でも大丈夫。抹茶、煎茶、玄米茶、ほうじ茶といった定番のお茶に加えて、抹茶みるくやほうじ茶みるくなどのドリンクもあります。また、一緒に楽しめる甘味も種類が豊富です。
2013年から始まったお茶の講座「お茶さろん」。当初は月に1回の開催でしたが、人気のため現在では月に10回ほど開催しているそうです。「お茶講座」というと茶道をイメージしそうですが、家でお茶をより楽しめるよう、型にはまらない内容になっています。抹茶のみならず、いろいろな日本茶の品種、栽培、茶器、淹れ方を6人までの少人数でアットホームな雰囲気のなか学ぶことができます。
毎月参加する方も多いそうですが、年間に30~50人の方が新規で参加しているとのこと。気になるテーマの回があれば、そこから参加してみてください、とのことです。
「年頭屋茶舗」では、手づくり講座やお稽古ごとなどの多彩なワークショップを毎月開催しています。その講師のほとんどがお茶講座の参加者だとか。1回で完成する作品、完結する内容で開催しており、和菓子や薬膳料理づくりの体験、食器に転写紙を貼って焼成するオリジナルの食器づくりやクラフトバンドを使った小物づくり、オイルのなかに花を飾るハーバリウムづくりなどが行なわれています。
ワークショップのほかに、数ヶ月通う定期講座もあります。こちらもちりめん細工や着付けに生け花とバリエーション豊か。現在は満席とのことですが、気になる講座があればぜひお問い合わせを。
お茶に浮かべてフレーバーティーとしても楽しめる国産ドライフルーツや、毎年10月に発売される抹茶米かりんとうが人気。
手軽に水出し茶をつくって持ち歩けるフィルター付きのボトルはおしゃれなお茶時間を演出できます。
お茶会を開催するのに必要な茶器のレンタルもあります。野点(のだて)で使う傘もあり、イベントや行事にピッタリ。