レンガ調のレトロな外観の「大正堂」があるのは、JR大館駅から徒歩5分ほどの場所。大館に駅ができ、駅前が賑わいを見せ始めたのをきっかけに現在の場所に創業しました。行商に始まり、アイスキャンディーやかき氷を販売。その後、1950年代に店頭で販売した酒饅頭が大ヒットし、同時に職人を東京で修行させ洋菓子も販売するようになりました。
現在、ショーケースに並ぶのはバラエティー豊かな洋菓子の数々。お子さんがよろこぶポップなデコレーションのケーキから、おじいちゃんおばあちゃんのリクエストが多い昔ながらのバタークリームケーキなど、幅広いラインナップで製造しています。
「大正堂」のスイーツは素材へのこだわりがたっぷり。人気の「御成(おなり)チーズケーキ」には、ミルクのフレッシュさが際立つデンマーク産のクリームチーズ「BUKO」を使用。口のなかでほろりと崩れる絶妙な固さのチーズケーキは、濃厚でありながら生レモンの酸味がさわやかな一品です。
甘さはひかえめでお酒との相性もぴったり。濃厚な甘みが苦手な方にもオススメです。
定番スイーツにひと工夫加えているのも、長年の地元ファンが多い理由のひとつです。「シュードーム」は一見普通のシュークリームですが、ひと口頬張れば皮のカリカリサクサクとした軽快な食感にびっくり。この軽やかな歯ざわりが楽しめるのは、注文を受けてからクリームを詰めているから。サクッとした食感の後には、たっぷり入ったクリームがとろりと口に広がります。濃厚すぎないクリームは、自家製カスタードクリームと生クリームをブレンドしたもの。サクサクトロトロの食感と相まって1個、もう1個…と手が伸びるおいしさです。
口コミが広がり県外からのお取り寄せ注文が増えている注目のスイーツが、こちらの「大正堂プリン」です。地元産のイチゴを使った「いちご」や、SDGsに則したチョコレートを使った「ショコラ」など、常時4種類ほどのフレーバーをラインナップ。生クリームが乗ったとろりとしたタイプのプリンで、季節のフルーツソースと果肉がプラスされていたり、スポンジがあわせられていたりと、パフェのような特別感のあるデザートです。
地元在住のデザイナーが考案したパッケージに描かれているのはかわいらしい秋田犬・忠犬ハチ公。ハチ公のふるさと大館ならではのデザインは、温かみがありほっと癒やされたいスイーツタイムにぴったりです。
ひと口サイズの半熟蒸しケーキ「秋田小雪」は、インターネット上で話題になり大ヒットしたスイーツ。一時は人気のあまり製造が追い付かなかったほど。こちらもハチ公バージョンのパッケージが用意されています。
味はプレーンタイプと、ベルギー産高級チョコレートをブレンドしたショコラタイプの2種。マイナス40℃で急速冷凍したケーキは、冷凍のままならまるでアイスクリームケーキのようにいただけます。半解凍なら外はふわっとなかはシャリシャリ、完全に解凍するとしっとりふわふわの蒸しケーキに変化。解凍具合でさまざまな食感を楽しめるのが魅力です。
日持ちのするおみやげを探しているなら「えだまめモナカ」はいかがでしょうか。
秋田県は出荷量が日本一になったことがあるほど枝豆の生産が盛ん。夏に昼夜の寒暖差が大きくなる大館は枝豆の栽培に適しており、名産地として知られています。
「えだまめモナカ」は、大館産の枝豆を使ってスイーツをつくろうと「大正堂」を含む市内の菓子店が共同で開発、誕生しました。ぷくっと膨らんだかわいいビジュアルのモナカに入っているのは、「あきた香り五葉」という枝豆を使ったねっとりとした餡。適度な甘さで、枝豆の香りが引きたつよう仕上げられています。
パッケージには、秋田犬、お杉わらべ、曲げわっぱ、きりたんぽが描かれ大館らしさがポップに表現されています。モナカは小分けになっているので、多人数に配るおみやげにもオススメ。賞味期限が30日間と日持ちがするのもうれしいポイントです。
定番の生洋菓子から日持ちのする焼き菓子まで、自宅用や手みやげ用など、さまざまなスイーツをセレクトできる“地元の老舗”「大正堂」。年代問わずみんながよろこぶおいしいスイーツを選びに、ぜひ訪れてみてくださいね。
持ち込んだ似顔絵やイラストをもとに、オリジナルケーキを作成できます。(費用はケーキ代+別途要相談)
店頭ではハンドメイドのアクセサリーも販売しています。スイーツとあわせてプレゼントできると好評です。
秋田県内在住の中学3年生以下のお子さん、または妊娠中の方がいる家庭に配布される「あきた子育てふれあいカード」の提示で、バースデーケーキが10%オフになります。
所在地 秋田県大館市御成町1-24-1
電話番号 0186-42-0484
営業時間 10:00~19:00(土・日・祝日は~18:00)
定休日 第2・4火曜、毎週水曜
駐車場 あり(無料5台)