JR下北駅から車で10分。田名部川から少し入ったところに「御菓子司 甘美堂」むつ店があります。こちらでまずチェックしたいのがべこもち。べこもちとは、北海道や東北地方の一部で端午の節句に食べられるお祝いのお菓子です。「御菓子司 甘美堂」ではこれを「下北半島べこもち」と名付け、端午の節句のとき以外にもさまざまなバリエーションを販売しています。
お正月には干支をイメージしたもの、それ以外にもハロウィンやクリスマスなど、洋菓子が主役になるような季節のイベントにもあうオリジナルデザインのべこもちをつくっています。青森県産もち米と特Aの青森米「晴天の霹靂」入りでほのかに甘く、かわいらしくて食べるのがもったいないくらいです。
「御菓子司 甘美堂」の人気商品「青森りんご最中」は、りんごを半分に切ったような見た目の最中です。赤色と黄色の2種類があり、赤色は酸味が特長の紅玉、黄色は甘さの強い王林を使用したりんごの白餡が入っています。どちらももちろん青森県産で、契約しているりんご農家のものを使用しています。りんごの甘味、酸味が感じられてとっても爽やかな味わい。小ぶりでペロッと食べられるので、2つを食べ比べしてみてはいかがでしょうか。
もう一つチェックしたいのが「大漁もなか」。イカの形をした最中の中に下北半島近海で獲れた根昆布を粉末にして求肥に練り込んだものが入っています。餡子の甘味とほのかな甘じょっぱさがクセになりますよ。
「御菓子司 甘美堂」は、お店での販売のほかに、地元や県外でのイベントに積極的に参加しています。イベント会場では、べこもちの実演販売やイベント限定の和菓子を販売しています。過去には物産展の47都道府県全国おやつランキングで「べこもちしるこ」が上位入賞したことも。
ほかにも雑誌の取材や企業のイベントに出品するなど、4代目の二本柳 光寛代表を筆頭に、下北の味を広く地元の人たちや全国に届ける活動を行なっています。
季節にあわせた和菓子を数多く販売。特に季節の上生菓子は大人気です。
オリジナル和菓子のオーダーもできます。お茶会はもちろん、誕生日会や敬老のお祝いなどにも。
若い人たちにも届くようにと、「御菓子司 甘美堂」の和菓子にあう紅茶のオリジナルブレンドを開発。優雅なアフタヌーンティーに和菓子をあわせてみては?