連載2017年09月17日公開

【PR】盛岡 |【おでCafe連載:盛岡編vol.3】ショッピングもグルメも!盛岡の市(いち)へおでかけしよう

城下町として栄えた盛岡では、藩政時代から各所で生活用品や食材などを売買する市が開催されていました。今も盛岡市内のさまざまな場所で、地場産野菜や郷土料理の露店が並ぶ市が開かれています。なかには骨董品市や花市なども。地元の人との会話を楽しみながら、産地ならではのお得なショッピングができますよ。※神子田朝市、材木町よ市、奥州懐道紺屋町アンチック市、葺手町花の市のPR記事です。

目次

朝ごはんに郷土料理を食べよう!年間開催日数日本一の「神子田朝市」

(公財)盛岡観光コンベンション協会

JR盛岡駅から車で10分。住宅街の一角で、神子田(みこだ)朝市は開催されています。開催日数は、なんと年間300日以上!月曜をのぞく、ほぼ毎日開催される全国でも珍しい市です。

市の朝は早く、早朝5:00から。130以上もの店が広い会場に軒を連ね、開場と同時に毎日の食材を買い求める地元客や観光客で賑わいます。広げたござの上に並ぶのは、新鮮な野菜や果物、餅菓子など。生産者が直接販売しているので、価格がリーズナブルなのも魅力です。

神子田朝市には岩手の郷土料理や惣菜の店など、朝ごはんにぴったりの店も充実しています。

行列ができる名物といえば「木偶(でく)の坊」の「ひっつみ」です。ひっつみは岩手の郷土料理で、小麦粉を練り、“ひっつまんで”平たい団子状にしたものを具にした汁料理です。

通常は親指大にちぎった団子を入れますが、神子田朝市で食べられるひっつみは、5センチほどに幅広く薄くきしめん状に伸ばしたもの。箸でつかむと顔が半分隠れるほどの大きさです。

できたての生地は、つるつるもちもちの食感でなめらか。醤油ベースの汁にネギやゴボウなど根菜がたっぷり入った栄養満点の一品です。

ほかにも、餅のなかに醤油餡とくるみが入った郷土菓子「きりせんしょ」の店や、「中華そば」を出す“朝ラー”の店などもあります。食べるスペースはどの店も簡易的なので、食べ終わったら席を譲りあい順番に利用しましょう。

メインストリートが市に変身!夕方開催の「材木町よ市」

4月から11月の毎週土曜、材木町の表通り「いーはとーぶアベニュー材木町」で開かれる市が材木町よ市です。

“市”というと早朝に開かれるイメージがありますが、材木町よ市は15:10から。430メートルの通りに100店舗以上の露店が出店します。

農家直送の野菜や果物、漬け物、惣菜などの食料品をはじめ、靴やバッグなどの日用品も並び、バラエティ豊か。多くの人で賑わう通りを歩くと、あちこちからイカポッポや焼き団子が焼きあがる香ばしい香りが漂ってきます。

盛岡の地ビール「ベアレンビール」の露店も登場します。工場直送の樽生ビールは、コロッケなどのお惣菜とも相性ぴったり。会場は、JR盛岡駅から歩いて10分と徒歩圏内なので、お酒を飲みたい方も訪れやすいですね。

いーはとーぶアベニュー材木町には、岩手県出身の童話作家・宮沢賢治にちなんだモニュメントが点在します。露店めぐりの合間に、賢治の銅像や賢治愛用のチェロのモニュメントを眺め、賢治の童話の世界を垣間見ることができます。

市が開かれている間、いーはとーぶアベニュー材木町は歩行者天国となるので、車が通りません。小さなお子さんと一緒に歩き回っても安心です。

材木町よ市についてもっと詳しくご紹介!こちらの記事もあわせてチェックしてくださいね。

「紺屋町奥州懐道アンチック市」でアンティーク雑貨をお買い物

中津川沿いの紺屋町は、かつて紺屋と呼ばれた染物屋が多く集まった歴史ある街。木造洋風建築の紺屋町番屋をはじめとした歴史的建造物が点在する風情ある街として知られています。この街で4月から11月の第3日曜に開催されるのが、「紺屋町奥州懐道アンチック市」です。

この市は、岩手県内外の出店者が集まり、アンティークやリサイクルアイテムを販売するフリーマーケット。約350メートルの通りに30店舗以上が並び、骨董品や古着、世界の民芸品などが国を問わず多種多様にそろいます。

器などの実用品だけではなく、昭和レトロなブリキのおもちゃやホーローの看板などが並ぶことも。珍しい掘り出しものを探しに、外国からのお客さんも多く訪れます。気に入ったアイテムが見つかったら値段の交渉に挑戦してみて。店主とのやりとりも、市のショッピングの楽しさのひとつです。

広場に季節の花々が集まる葺手町「花の市」へ

盛岡バスセンター停留所の西側後方にある広場「アレ・ヴェール」で、冬季をのぞく毎週土曜に開かれる葺手(ふきで)町・花の市は、1984年に葺手町商店会主催ではじまり、途絶えることなく30年以上も続く市です。

花の市の名前の通り会場には、季節折々の花々が並びます。初夏にはバラ、夏には朝顔、秋にはホオズキや菊など、切り花だけでなく植木や花の苗も種類豊富。新聞紙に包んだ切り花を抱えた買い物客が広場を行き交います。

花のほかにも産直野菜や山菜、団子など多彩な旬の味覚も多く並ぶのがこの市の魅力。お腹が空いたら、お団子をぱくり…なんて花より団子なお子さんも楽しめますよ。

個性豊かな市が各所で開かれている盛岡。買い物客と店主が軽快にやりとりをする素朴な風景を眺めながら、ショッピングやグルメを楽しんではいかがでしょうか。

次回は、歴史ある盛岡ならではの、お子さんと一緒にでかけたいレトロスポットをご紹介します。

市めぐりの前に知っておきたい、おでCafeチェック!

市のグルメを楽しむならウェットティッシュがあると便利!

露店が続く市にはお手洗いがない場合も。ウェットティッシュがあれば、食事の際に手が拭けるのでオススメ。

歴史の跡が残る裏通りも歩いてみよう

「いーはとーぶアベニュー材木町」の裏通り、北上川沿いの遊歩道には、江戸時代末期から昭和初期にかけての石組みが残されています。歴史を感じながら川沿いを散歩しましょう。

街の名前にも注目してみて

材木町は材木問屋が集まった街、葺手町は屋根葺き職人が集まった街など、町名から盛岡の街の歴史がうかがえます。

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