JR仁賀保駅から徒歩で10分ほど。「TDK歴史みらい館」は秋田県沿岸部のにかほ市にあります。
さまざまな電子部品を製造するTDKの歴史や技術を学べて、未来の暮らしを体感できる体験型の展示が多く、さらに入場無料とあって親子に人気のスポットです。
TDK歴史みらい館は、TDKがどんな製品をつくってきたかを紹介する「歴史ゾーン」と、科学技術の不思議を学べる「みらいゾーン」に分かれています。
歴史ゾーンには、内部をオープンにしたテレビやホームビデオ、スマートフォンなどがずらり。普段使っているものの中はこうなっているのかと、お子さんだけでなく、大人もじっと見入ってしまいそうです。
また、TDKといえばカセットテープやビデオテープを思い浮かべるパパやママは多いはず。歴史ゾーンには、これまでに製造した記録メディアを壁面展示。「このテープ、家にあった!」と、懐かしく感じるかもしれません。
お子さんの好奇心をさらにかきたてるのが、みらいゾーンです。なかでも、世界的に有名なウルトラテクノロジスト集団「チームラボ」が手がけた体験型シアター「インタラクティブマグネティックフィールドシアター」は必見です。
シアターのコンセプトは「磁性の可視化」。見ることのできない磁性を、宇宙・地球・電子の3つのテーマに分け、映像で表現しています。
シアターに足を踏み入れると、部屋全体が巨大なスクリーンに。たとえば地球のコーナーには、オーロラが輝く幻想的な世界が広がります。空に触れると、手を当てた部分からオーロラが登場!映像を自分で操る感覚に時間を忘れて夢中になるお子さんも多いのだとか。
本や教科書で勉強しても理解しづらい磁性の仕組みについて、感覚的に触れることができるので、小さなお子さんはもちろん、小学校高学年や中学生のお子さんにも最適ですね。
TDKが100周年を迎える2035年の生活をイメージしてつくられた「スマートハウスゾーン」も要チェック。「みらいタクト」と名付けられた棒を振るとカーテンが自動で開くなど、人工知能(AI)によって便利になった未来の暮らしを体験できます。
いろいろ試しながら、「もしかしたらこんなこともできるかも…」と、十数年後の未来について親子で想像を膨らませましょう。
これから先の暮らしが楽しみになりそうな、夢いっぱいのTDK歴史みらい館。展示内容は不定期で変わるので、2回3回と足を運んで、技術の進化を楽しく学びましょう。
入り口ではヒューマノイドロボットのPepperが「よくきてけだな」と、お出迎え。秋田弁で館内をガイドしてくれます。
館内にあるオーロラのVR展示もお子さんに大人気!幻想的な世界を満喫しましょう。
11:00~15:00のランチタイムには、隣接するレストラン「TDK Guest House」を一般開放。地元が誇るブランド牛・由利牛を使ったカレーなどが味わえます。利用する際には受付のスタッフへお声がけを。
所在地 秋田県にかほ市平沢字画書面15
電話番号 0184-35-6580
営業時間 10:00~18:00(最終入館17:30)/レストランは11:00~15:00(ラストオーダー14:00)
定休日 土日・祝日
駐車場 あり(無料50台)